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二階堂先生の「食べ物は薬」

ツルムラサキ - 栄養価が高く、夏バテにも良く、多くの料理に万能の野菜

ツルムラサキ
  • ツルムラサキ
  • 学名:Basella alba, Basella rubra .
  • 科名:ツルムラサキ科
  • 英名:indian spinach, malabar spinach, red malabar, nightshade
  • 別名:落葵(らくき)、ジュビン(地紅)、パセラ、フジナ、オチアオイ

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ツルムラサキ ツルムラサキの茎葉 ツルムラサキの花 ツルムラサキの果実 ツルムラサキ ツルムラサキの花 ツルムラサキ果実 ツルムラサキ

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熱帯アジア原産で、他のものに絡みついて伸びる蔓性の多年草です。2000年以前から食用とされていたもので、江戸時代に観賞植物として伝来しました。このころに伝来したものは茎が緑色の Basella alba で、明治時代になって紫色の茎をした Basella rubra が渡来し、シンツルムラサキとも呼ばれ、現在ではこちらの方が多く栽培されています。

ツルムラサキの名前はツルが紫色からではなく、紫色の汁を含む実がツルになってできることから付けられたものです。

茎は長さ3~4mにもなり、葉は肉質で柄があり、互生した広卵形で鋸歯がありません。

夏から秋にかけて葉腋から太くて長い花茎を出して花弁のない花を穂状花序に付けます。がくが肥厚して白色~紅色に変化し、小さな粒状になります。

球形をした果実は熟すと紫黒色になります。この頃が葉と共に美しいので垣根に絡ませたり、鉢に植えたり、生け花の材料などにして用いられます。

日本で食用とされているのは食味の良い茎葉が緑色のものが多く、ツルの先端から15cm位までの茎と若葉が使われています。独特の粘り気やぬめりがあり、ホウレンソウに似た味がするもので、浸し物、炒め物、和え物、汁物の具、蒸し物や焼き物の具をはじめ多くの料理に応用可能な野菜で、沖縄では夏バテにもよい島野菜としてジュビン(地紅)の名で知られ、便秘、解熱や利尿などにも良いとされています。

栄養価も高く、カロテンやビタミンA、C、鉄、カルシウムなどビタミンやミネラルを豊富に含んでいます。特にカルシウムはホウレンソウの3倍もの量が入っています。またスピナコシド類とパセラサポニン類には血糖値上昇抑制活性が認められたとの研究報告もあります。

中国では果汁で染色したり、女性が唇に付けたりしていたとされ、日本でも布や紙を染めていたことが江戸時代の書物に記載されています。


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