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二階堂先生の「食べ物は薬」

ナツメ - 甘いナツメで滋養強壮

ナツメ
  • ナツメ
  • 学名:Zizyphus jujuba var. inermis
  • 科名:クロウメモドキ科
  • 英名:jujube
  • 別名:棗

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ナツメの果実 ナツメの果実と断面 ナツメの花と葉 ナツメの果実と断面と花と葉 ナツメの花 ナツメの果実 タイソウ

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欧州原産で日本でも古くから栽培され、一部では野生化もしています。落葉性の高木で高さが10mに達する場合もあります。葉は小枝に互生で羽状複葉のように付き、質は硬く、光沢があり、辺縁には細鋸歯があります。初夏に葉の腋に淡黄色の小花を付け、秋に卵形~楕円形で、表面が滑らかな淡緑色の果実(核果)となります。核果の中にある内果皮には横断面を見ると2室に分かれて、その中に種子が入っています。この果実は秋に紅熟した後、暗赤色に変わります。これを蒸して、陽乾させてから保存し、そのまま甘い果肉を生食したり、又は中国では特に料理、菓子などに使い、蜂蜜で甘煮とした蜜棗は美味であり、乾燥した果実はドライフルーツとして菓子の原料にもされます。

果実を大棗(たいそう)と呼び、緩和、強壮、鎮静、鎭痙、利尿の目的で甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)、茯苓桂枝甘草大棗湯(ぶくりょうけいしかんぞうたいそうとう)などを始め多くの漢方処方に配合されています。また大棗は配合されている他の生薬に対して緩和的な役割を示すとも言われています。

成分はショ糖を主とした糖類、トリテルペノイド、サポニン、粘液質などが知られ、水製エキスには抗アレルギー作用や免疫賦活作用が報告されています。ヒステリー、小児の夜泣き、健忘症、不眠症などに煎じて用いたり、大棗酒を作り滋養強壮、鎮静、鎭咳などの目的で飲まれています。

ナツメの名前は夏に新芽が出るので夏芽と言う説と、果実の形が茶道で抹茶入れのナツメ(棗)と似ているからと言う説が知られています。

ナツメの緑葉又は樹皮はアルミ、錫、鉄などを媒染剤として用い、オリーブ色、緑黄色の染料とします。


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