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二階堂先生の「食べ物は薬」

ハクサイ - 体内の余分な熱を冷ます

ハクサイ
  • ハクサイ
  • 学名:Brassica pekinensis
  • 科名:アブラナ科
  • 英名:chinese cabbage
  • 別名:白菜、シラキクナ、シロナ

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結球前のハクサイ 結球したハクサイ断面 ハクサイの花 ハクサイ ハクサイ

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中国北部原産の越年草で、葉は淡緑色で柔らかく、春に薹(トウ)立ちします。アブラナ科に特徴的な十字架状の4弁で淡黄色の花を咲かせます。この植物は野生の物からではなく、アブラナ科の野菜が自然交雑してできたもので、結球性が弱いものでした。現在のような結球する品種は日清、日露戦争の時に兵士が持ち帰った種子からの栽培や、品種改良の結果、明治末期に宮城県の伊達家養種園に導入された仙台白菜や、名古屋の野崎群、石川県の加賀群など、現在知られている主な系統品種が作られたと言われています。現在、日本での生産量はダイコン、キャベツに次いで多く生産されている野菜です。

冬が旬の野菜で霜に当たった物ほど甘味が強くなって美味しくなり、生で食べると歯触りがよく、煮ればすぐに柔らかになります。汁の実、炒め物、浅漬けやキムチなどの漬物、煮物、鍋料理やサラダなどにして用いられています。

95%以上が水分ですが、栄養成分としてカリウム、リン、カルシウムなどのミネラルやビタミンC、B1、B2などのビタミンがバランスよく含まれており、またガンや動脈硬化を予防すると言われるアブラナ科に共通する辛味成分のイソチオシアネートなども含まれています。豊富に含まれている食物繊維は軟らかく、火を通すとさらに消化し易くなるので、胃が弱い人や病人には貴重な野菜と言えるでしょう。

中国では豆腐、大根とともに「養生三宝」の1つに挙げられており、古くから精進料理には欠かせない食材とされています。煮て食べると体内の余分な熱を冷ますので風邪、胸、腹のもやもやを除いたり、利尿、瀉下作用の効果があり、ナマの突き汁は酒毒を消すと言われ、二日酔いなどで口が渇いたときなどに良いと言われています。ただし胃が冷えやすい人や慢性下痢の人はナマで多食しないようにしたほうが良いでしょう。

民間療法的には生のハクサイを突いてドロドロにしたものを漆かぶれや火傷などの外用薬として、また軽い火傷では生汁を付けて利用します。


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