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二階堂先生の「食べ物は薬」

パイナップル - 繊維質豊富なので便秘、胃酸過多改善に

パイナップル
  • パイナップル
  • 学名:Ananas comosus
  • 科名:パイナップル科
  • 英名:pineapple
  • 別名:アナナス

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パイナップルの花穂 パイナップル果実の断面 パイナップルの果実と葉 パイナップルの花 パイナップルの果実

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南米ブラジル、アルゼンチン、パラグァイ地域原産の多年草で、広く果樹として栽培されています。名前の由来は果実の形が松(pine)かさに、味がリンゴ(apple)に似ていることからとも言われています。

葉は地下茎から出て先端が剣のように尖り、葉縁には鋭い刺が見られます。

花穂は株の中心部から花軸が60-100cmにまで伸び、先端に花序ができて多数の白色の花が螺旋状に密生して咲きます。花は単子葉に典型的な3枚のがくと花被とからなっています。

果実は子房由来の真性果実と花托、花軸までもが融合肥大化してできますが、食用部分は表面のイボ状の部分から果肉の表層までの真性果実より内側の部分です。また花序の先端部分は開花の後も成長をして葉を付け、冠芽となり、これをとって挿し木しても繁殖は可能です。しかしこのような繁殖法は開花までの日数がかかり、実際には用いられていません。果実は多肉質で、芳香があり甘味と酸味に富んだもので、熟すと紅黄色になります。

未熟な果実や追熟不十分の果実には針状結晶をしたシュウ酸カルシウムが含まれているので、多量に食べると口の中が荒れてしまったり、酵素ブロメラインの作用で組織のタンパク質が分解されて出血することがありますので注意が必要です。

熟した果実はパインピーラーやパインスライサーのような専用の道具で果皮を剥いて生食されます。また砂糖シロップと加熱殺菌して缶詰としたり、油で揚げ、チップやジャムにもします。その他ジュースにしたり、発酵させて酢やアルコール原料、味噌、納豆製造に用いるクエン酸カルシウムの原料にも用いられます。なお切っていない果実を逆さまに立てて保存しておくと甘味が果実全体に行き渡るようになります。

成分としては10-15%の糖分、クエン酸やリンゴ酸等の有機酸が0.8-1.2%、カルシウム、カリウム、ビタミン、カロチンやビタミンも含んでいます。果汁中にはタンパク質分解酵素ブロメラインを含んでおり肉類の消化を助けます。従って生の状態でのゼリーは作れないことになります。

熟した果実は繊維質に富み、便秘や胃酸過多の改善、消化促進作用が考えられます。未熟の果実には多量の有機酸が含有されており、消化促進、食欲増進、消化不良改善などが期待されます。インドでは子宮緊縮作用があるとして用いられていると言われます。

葉には月経不順を改善し月経痛を和らげる作用があると言われています。また葉からは白色で強く、絹糸状の繊維が採れ、布にして用いている地域があります。


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