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二階堂先生の「食べ物は薬」

ミツバ - 視力低下、肌荒れ、不眠症に糸ミツバ

ミツバ
  • ミツバ
  • 学名:Cryptotaenia japonica
  • 科名:セリ科
  • 英名:Japanese honeywort
  • 別名:芹、ミツバゼリ、ノミツバ

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ミツバ全形 ミツバの葉 ミツバの花 ミツバ全形と葉と花

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日本原産で日陰の湿地に自生する、香りの良い多年草で、かつては野生品を山菜として採取していた、全草に香気のある東洋独特の野菜です。無毛平滑で、草丈30~60cm、分枝し、根生葉の長い葉柄の基は茎を抱き、その先に付く葉は卵形で先が尖り、互生し3枚の小葉からなる複葉です。5枚の花弁からなる白色の小さな花を散形花序で初夏に咲かせます。

根茎は太い肉質でヒゲ根を付けています。

冬から春に出るもやしのミツバを通常「ミツバ」といって八百屋に出ますが、茎や葉は汁の実、吸い物、酢の物、浸し物、揚げ物などに幅広く使われています。根も甘く味を付け煮物や油炒めにして食べます。食用とする習慣は欧米には無く、日本と中国だけと言われています。

栽培は江戸時代からされていましたが、現在では主にハウス内での水耕栽培が行われている緑黄色野菜で、特長のある香りを持った香味野菜(ハーブ)でもあります。野生のものは葉茎も堅く、アクもありますが香りは栽培品よりも強く感じられます。種を播く時期や採取する時期によって根ミツバ、糸ミツバ、切りミツバなどと呼ばれて店先に並びます。種を播いて2-3ヶ月で、根のまま採取する糸ミツバにはβ-カロテンが多く、目、皮膚粘膜保護作用により視力低下や肌荒れに、また鎮静作用により不眠症などに用います。特有の芳香は精油中のクリプトテーネンやミツバエンによるものとされています。

全草を陰干しして乾燥させたものを生薬の鴨児芹(おうじきん、かもこぜり)と呼び、消炎、解毒の目的で肺炎やできものなどに用います。民間薬的には酒に浸して去痰に、葉汁を小児の夜泣きに、生の葉を塩で揉んだものを腫れ物に、また二日酔いには生ミツバを酢味噌で食べるなどが知られています。


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