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二階堂先生の「食べ物は薬」
モロコシ - 世界で5番目に多く栽培される穀物で飼料、餅、糖蜜、箒用などにも用います
- モロコシ
- 学名:Sorghum bicolor
- 科名:イネ科
- 和名:モロコシ
- 英名:great millet, sorghum
- 別名:タカキビ(高黍)、コーリャン(高粱)、ソルガム、ソルゴー、トーナチン

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アフリカ東北部で数種の原種から派生した穀物の一種で、日本へは中国を経て室町時代に渡来し、五穀の一種であるキビとして食用に栽培され、さらに糖汁を採る目的での栽培もなされました。
茎は野生種では高さ3mにもなり、収穫するのに不便なため、1.5m位にまで低くした品種が改良され栽培されています。
茎の直径は約3cmと太く、葉は長さが1m、幅が10cmくらいの広線形で互生します。
茎の先端に輪生状の穂枝が10段くらい出て、さらに各穂枝が枝分かれして淡褐色の花を多数付けます。
偏球形で小さい果実が1本の茎に2000~3000粒くらい付きます。
根は深く伸びて、吸水能力が高いので最も乾燥に強い穀物の1つとされています。
種間での交雑が起こり易いので多くの品種が知られていますが、用途別には穀物用、糯用、飼料用、糖蜜用と箒用に大別されています。またコムギ、イネ、トウモロコシ、オオムギに次いで世界で5番目に多く栽培される穀物となっています。
モロコシの利用は食用が最も重要で、アフリカ、インド、中国などで粥やパンにして食べられています。かっては日本でもご飯に混ぜる主食用として、特に戦後の食糧難時代には栽培を拡大しましたが、その後コメの増産によって食用としては激減しました。近年、雑穀の栄養素が健康面で見直されて、タンパク質、ミネラルやビタミンB1が豊富なことから炊飯や、製粉して団子や餅などとして食べられています。伝統食として知られている岩手県のへっちょこ団子、タカキビ餅や沖縄県のムーチーなどに利用されています。
中国では種子を下痢止め、去痰や消化不良に用いています。帰化植物のセイバンモロコシの全草を煎剤や浸剤として咳止め、利尿や強心の目的で利用しています。
日本で古くから箒用種とされるホウキモロコシが現在でも関東や信州地方の一部で利用され、栽培もされています。
また最近では重金属を吸着する性質が優れていることを利用してカドミウム土壌汚染の修復用にも利用されています。





