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![]() 私たち日本人は、古来より「五穀豊穣」を神々に祈願し、家族の健康と国家の発展を願ってきました。
“穀類”が主食そもそも動物には「食性」というものがあって、食べるものが決まっています。
米+雑穀は完璧な主食の構成人間の主食となる穀類の中で、瑞穂の国に住む日本人にとって一番すぐれているのは米ですが、米に無いものを麦が持っていたり、麦に無いものを粟(アワ)が持っているという特性を生かし、米に雑穀を加えることによって完璧な主食の構成となります。 ![]() 穀類は、その小さな穀粒の中にすべての生命力が整っていて、豊富なデンプン質、食物繊維、良質のタンパク質や植物性脂質、それにビタミン・ミネラル類がたくさん含まれているのが特長です。そして大切なのは、なるべく未精白の穀類にし、良く噛むことです。
「玄米」は・・・![]() ①便秘の解消。
現代の生活習慣病対策に素晴らしい効果を発揮します。 「粟(アワ)」は、カロリーが少なく、肥満や生活習慣病対策に最適です。 「麦」は、消化が良いので胃にも負担をかけず、ストレス発散にも有効です。長寿部落であった山梨県棡原(ゆずりはら)では、“おばく(大麦)”が主食でした。 「黍(キビ)」は、ビタミンB群の宝庫で、健脳効果、体力づくりに抜群です。 「稗(ヒエ)」は、タンパク質と脂質に富んでいて、ミネラルでは特にカルシウムが多く、玄米の3倍、白米の約5倍も含まれています。 「ソバ」は、栄養価が高く、低カロリーで、生活習慣病やメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)対策に有効です。 「豆類」は、良質のタンパク質、脂肪が多いのが特長で、ビタミン・ミネラル類も多く、大豆では可食部100gあたりのカルシウム含有量が、玄米の約24倍、白米の40倍にもなります。しかも、マグネシウムをはじめ他の必須ミネラルがたくさん含まれていますので、骨格づくりにも最適です。 以上のように、米に雑穀類を加えると大変栄養価が高く、バランスの良い主食となります。注意点として、胚芽には栄養分も豊富ですが農薬もたまりやすく、上記のように胚芽を含む穀類はなるべく農薬を使用していないものをおすすめします。
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