前立腺癌で、
以前よりニンニクレクチオとスーパーオリマックスを服用してもらっていた方
フリーラジカル除去を期待して、
また、ある医師が、併用でNK活性が上がると報告されていた事もあって
漢方単味も併用していました。

前々から、この組み合わせで、体調は絶好調だったのですが、
血液検査でも、腫瘍マーカーのPSAが下がり続け、
現在は、0.2 レベルで推移し素晴らしい。

そこへ飛び込んできたニュース。
検査したら腫瘍が小さくなっていた!とのこと。
よし!良かった!!

もともと、悪性度の低い、高分化型の腫瘍ではあるけれど、
場所が微妙で骨転移の可能性がゼロではないと思っていただけに
良かった!!

ガンの代替補完療法も当たれば、こんなにうまくいきます。 
うれしくて、うれしくて。
でも、
油断禁物なので引き続き病院での検査は継続するよう指示して帰ってもらいました。

   

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潰瘍性大腸炎・筋委縮性側索硬化症・パーキンソン病・原発性硬化性胆管炎・・・・
難病と言われる病気は多いですが、
時に、漢方薬でうまくコントロールできることもあります。

病名で漢方処方を決定する事はありませんが、
「証」を吟味し、試行錯誤を繰り返しながら
「合った処方」に持っていければ、何とかなる事も体験します。

ただし、東洋医学的な見解は重視しつつ、
現代医学的所見も、しっかり押さえて、病院の検査結果も参考にしないといけません。
現代医学的に満足いくものでないと
結果として患者さんも医療者も不満足になりかねないからです。

例えば、体調はいいけど病気はどんどん進行している・・・ ではいけません。
病気の進行も抑えられている、体調もいい、 そういうのを目指すのです。

原発性硬化性胆管炎の例を。。。。

γーGTPの数値が異常に上がって、検査したところ
原発性硬化性胆管炎と診断された方。

次第に、胆道系酵素といわれる、ALP、LAP、γ-GTPもかなり高い数値になり、
高熱・何とも言えないしんどさ に襲われるようになった。
漢方では、まず、「肝腎」を補おうと「補剤」を服用してもらった
すると、体調は少しマシになったように思ったけど
血液検査の結果、GOT、GPT が異常に上がったため服薬中止。

病院では胆汁の流れを良くする「ウルソ」が処方されるが、
これまた服用すると「しんどい」という。

そこで、主治医は、高脂血症に用いる「べザトール」を処方。
この薬で γーGTPの数値が下がるという報告があったためと思われるが
これが当たって、血液検査の数値は下がりだした。
しかし、体調不良は相変わらず。

ここで、本人が良く咳をしていた事、すぐに風邪をひくと言っていた事、
排尿異常も伴っている事、冷えを感じて仕方ない事、異常に疲れやすい などより、
また、前例より、
腎・肺を補う処方をベースに、白朮・茯苓・人参を加えたような処方で、
常用量の三分の一にして服用してもらった。
すると、今度は、血液検査の結果も良好で、自覚症状も回復
無理すると疲れるけれど、日常生活は全く問題ない。

その人にとっての適切な処方、量があるものなのです。
それがうまくいけば、難病でもコントロールでき得ると思われる症例です。


   

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更年期になると様々な症状に悩まされてツライですよね。

顔がほてる ・ 頭に汗 ・ 頻尿 ・ 頭痛 ・ 全身がだるい
不正出血 ・ ドキドキ ・ 冷え ・ 胃腸の調子が悪い ・ 帯下(おりもの)
めまい ・ 耳鳴 ・ イライラ ・ 神経過敏・・・・・

挙げれば、てんこもりです。

そんな中で、帯下(おりもの)に劇的に効果があった例を。

もともと、子宮内膜に軽度の異常があるのか、
毎日少しずつ帯下(おりもの)があるという人。
筋腫はないらしい。
ホルモン注射をすると止まるが、副作用を考えると
注射はあまりしたくない、漢方で何とかしたいとの事。

そこで、体質を考慮して、四物湯ベースの漢方薬を服用してもらったところ
半月も経たないうちに、ピタッと止まった。
これには、本人もビックリで、
「漢方薬だから、長期戦を覚悟していましたけど、これほど早く効くとは思ってませんでした
しばらく続けてもらって、廃薬となった。
漢方薬も、意外と即効性があるという 素晴らしい治験でした。

 

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以前より緑内障があるという方
自覚症状は実に多彩

目の奥の痛み・目に膜が張ってボヤっとしている
目を閉じてもチカチカ光が見える
光が後を追って残像が残る
渦巻き様の模様が出る。(まばたきすると治る)
視野が狭くなってきている
視力が低下してきている。

と、目の関係の症状だけでもざっとこんなもの。
しかし、それだけでは済まず、
こんな症状で、気力も低下してきているとのこと。

東洋医学的な見解も踏まえつつ、
本人には、
「目に行く血管を強化しつつ血流を良くし、
神経に栄養も行くようにして
眼圧も下げることに貢献できる。
そんな漢方を用意します」
と伝えて服用開始。

一カ月後、変化なし。視力も気力も落ちている。
三カ月後、目の眩しさが減ってきた。気力も少し湧いてきた。
       眼圧も良好。漢方が効いてきた実感がありますとのこと


その後も眼圧は安定している様子。
ほぼ現状維持に漢方薬が貢献している様子。

緑内障は完治が見込めない病気ですが、
何とか進行を抑えて失明に至らないように
漢方薬も役に立てるかもしれない症例です。

 

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日頃、治療・相談をさせてもらっていて思う事・・・
頑固な便秘の人が実に多いですね。
特に女性に多く、前回の排便はいつか覚えていないという人もいます。

便秘の種類は、原因によっていろいろ分類され、
その対処の仕方はネット情報でもいろいろ出ていますね。
それはそれでいいとして・・・・

一般的な便秘で頑固なタイプの人に、
私が実践して好感触を得ている対応を披露します

☆ ツボ刺激・・・・おへその横に「天枢」というツボがあります。
           ここに、針刺激を加えると、たいてい翌日に
           「ドッサリ」です。

☆ 漢方薬・・・・ツボ刺激だけでダメという、例えば、腸が長くて
          しかも ねじれていたり 下まで落ち込んでいるような
          状態が想像される人には、ツボ刺激と便をふやかし柔かくして
          出やすい状態にする漢方薬が有効です。

☆ 骨盤ベルト・・骨盤ベルトをして骨盤ベルト体操をすると「いい感じ」
            になります。
是非、お試しください。
          

 

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