健康トピックス 「気分の落ち込み」

何か問題行動を持つ人は、自己表現がうまくできないものです
その意味において「しゃべり」にさせることが大切です。
「さらっ」と話題を振ってみて乗ってこなければ撤退ですが、
「乗って」来た場合は「ふんふん」と受けて、できるだけしゃべらせて
会話の主導権を取る事に快感を覚えさせることが肝要です。

また、話しづらい事を本人に伝えないといけない時は、
タイミングをみて事実のみを報告する事です。
ここに、親やサポーターの考えや気持ちを持ち込んではいけません。

そして、どんな些細な事でも本人の事を「見直した!」と思える事が大事です。
親やサポーターは小さな喜びをかみしめるとともに、本人を「見直した」と
思う事で、その気持ちは敏感になっている本人にも伝わります。
誰もが信頼されたり褒められると自信になります。これが大きな力となるのです。

何か決断しないといけないような時、
親やサポーターはついつい「口出し」してしまいがちですが これはNG.
ぎりぎりまで「待つ」のが鉄則。
これから先、様々な判断や決断は本人がしていかないといけないものです。
本人が決断するには、思考力をつけるしかなく、
短絡的な考えではなく思慮深く考えられるように、しゃべらせて頭を活性化していくしかありません。
細かい事は基本的にどうでもよい事です。
本人が社会的に安定した考えができるように導く事です。

続く。

             

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最近良く聞く「傾聴」
患者さんの声に耳を傾けて「良く聴く」事が大切なのだと。
質問攻めせず、回答もせず、ひたすら耳を傾ける。

確かにこれで、スッと楽になる人もいるでしょう。
「吐いたら楽」になるパターン。

しかし、うつ状態にある人では、
頭が回らないから決断力が鈍っています。
もしかしたら間違った判断をするかもしれない。
また、決断するのにエネルギーを使って消耗する。
うつ状態で大きな事を決めてはいけない理由です。

こんな時は、決断を先延ばしするのが常道なのですが、
時に「決めてあげる」ことが必要になる事もあります。

方向性を示し「決めてあげる」事で、
スッと楽になる事もあります。

「カウンセリングに行っても、聞いてくれるだけで、何にも解決にならない。
でも、こちらではちゃんと答えてくれるので。。。」

そう言ってくださる方もいます。
もちろん、大事の方向性を示すというのはNGですが、
迷っている事に関して回答してあげるのも「救い」になるのです。


     

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不安がりな人は多い事でしょう。
程度の差はいろいろでしょうが、
基本的に、「不安がり」は「体質」です。
つまり、遺伝なのです。
したがって、この遺伝的な部分はどうしようもありません。

しかしながら、
不安がり体質を軽くすることはできます。
チョッとしたことで不安で仕方ないようになってしまう方
そんな方には、必ず内在するストレスや自信のなさがあります。

ストレスの大小は不安がりの大小に連動します。
自信の無さも同じです。

いろいろな経験を積んで「やれる」「大丈夫」という貯金をして
自信をつけることで不安がりは随分と軽減します。
そして、自分にあったストレス軽減方法を見つけること。

これらの手伝いを漢方薬、針治療、面接でしていくとうまくいく事も多いと実感します。
不安がりからの脱出!やってみましょう。

           

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「しょうもない話してスミマセン。
でも、聞いてもらってスッとしました。」
そういって、治療後、かえって行かれた方。

そうです、思っている事を口にして
それを聞いてもらって
共感してもらうだけでずいぶん違うものです。


当院では、
個室での相談&治療なので、
プライベートなことから世間話まで何でもOK。


治療して話して、
体も心もほぐして、ストレス解消。
これが、免疫向上にもつながる。


必要に応じて、
御希望ならば、漢方薬も併用する。
養生法も できそうな事を いっしょに考える。
無理強いはしません。

別の病院で「甘いものは一切ダメ!」と言われた方、
「そんなのできません!」と。
「では、どれほどの食養生はできますか?」と私。
こうして、すり合わしていくのです。
できない事はできない。
落第のない課題を見つけて行きます。

いいでしょ、このスタイル。
のんびりやってます。

     

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自分なりのストレス解消法
例えば、
休日に温泉にいく、サウナにいく。
あるいは、
ぶらりと一日ドライブ散歩。
ウインドーショッピング、
マッサージやエステ、カラオケ・・・。

それで、
「あー気分がいい」
と帰ってきて
「自分だけいいね」みたいに
家族にねちねち言われると
たまったもんじゃない。

ストレス解消法について
家族や周囲の人に良く理解してもらって
「いつも頑張ってるのだから、それくらいはご褒美でいいじゃない」
くらいに言ってもらえるように。
それで安心してくつろげる。
というのが理想です。

ストレス解消には良き理解者が必要なのです。

     

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