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今回は、自律神経失調症って何だろう?って思いませんか?
この診断名、実は在って無いような存在なんです。

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自律神経というのは、交感神経と副交感神経のことです。

交感神経が興奮すると
心臓の動きが活発になったり
末梢の血管が収縮したり
臓器の運動が低下したり・・・
様々な状態を引き起こします。

逆に副交感神経が興奮すると
末梢の血管が開き
心臓の動きが穏やかになり
臓器の運動が活発なったりと・・・
これまた様々な影響を及ぼします。

主に交感神経は、生活の上で活発に活動しなければならない時に働き
副交感神経は主に身体を休め、リラックスさせなければならない時に働きます。
人間が生きていくうえで、この二つの神経の活動は必要不可欠なものです。
で、この二つの神経が働くべき時に働かなかったり
または、働かなくても良いときに働いたりすることで起こるのが
自律神経失調症と呼ばれています。

ただ、ここで問題が起こります。
自律神経がおかしくなっていることは、病院の検査等では分かりません。
分かったとしても、おかしくなっているのではないか?
という疑問形がつく程度の判断しか分かりません。

なので、この自律神経失調症とは
病院の通常の検査で異常が全く見られないにも関わらず
様々な症状を訴える患者さんに対し用いられる

ただのゴミ箱診断名です。

その結果、多くの患者さんは心療内科に行くことになり
心療内科でも精神疾患なのか自律神経失調症なのか
どっちつかずの診断がされ
ゆくゆくは、ただの精神疾患へとカテゴライズされていきます。

東洋医学は、その長い歴史の中で
西洋医学では判断がつかないような状態に対し
東洋医学の中での適切な病態を把握する術が確立されており
ただのゴミ箱扱いにはせず

ちゃんと漢方薬や鍼灸で対応できるようになっています。

ゆえに、病院で自律神経失調症
もしくは、自律神経が原因と言われるような状態は

漢方薬や鍼灸が、最も得意分野となるわけです。

病院で自律神経が原因
自律神経失調症という判断をされたら
すぐに漢方・鍼灸を頼ってください♪


まだまだ、暑い日も続いていますが、秋も少しずつ近づいてきましたね。
少し寒くなってくると、多くなるのが『痺れと痛み』です。

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ピリピリ、ジンジン、痺れるような痛み・・・
CMでは神経障害性疼痛なんて
まるで新しく発見された病気のように伝えていますが・・・・

平たく言えば、ただの『神経痛』です。

最近では科学を実践する医療側も、混迷状態で・・・・
痛みを計るスケールとして、痛みを患者さんに数値化してもらい
5割以上改善すれば、『改善』としていたのですが
その基準が厳しすぎると言い出して
「3割改善で改善としていいじゃないか」とか
「そもそも患者さんが改善したと言えば
例え1割の改善でも改善でいいじゃないか」とか・・・・

改善の基準ですら揉めている始末。

治療方法に至っては、原因の分からない痛みは
全部「気のせい(自律神経のせい)」ということで

第一選択のお薬の大半は
精神疾患の患者さんに使うお薬が推奨されています。

まぁ、それで実際に効く人もいるのですが
個人的には薬のせいで
今度は精神疾患になっちゃうという人も見受けられるような気もします。

とりあえず、科学は慢性疼痛に対し
結果を出せていないというのが現状だということです。


というわけで、オススメなのが鍼灸・漢方です。

確かに、鍼灸も漢方も科学化が叫ばれていますし
まだまだ科学化は出来ていませんが
2000年という長きにわたる実績があります。
現代医学が日本の最前線医療となってからの歴史は、100年弱。
歴史と実績では、絶対に現代医学には負けません。
ですから、最近では現代医学側が
漢方や鍼灸の東洋医学に擦り寄ってきているのが実情なのです。

ただ、残念なことに、今の病院の先生は
しっかりと古典から勉強をされている先生が少ないです。

鍼灸をやるなら、整骨院じゃなく、鍼灸院♪
漢方をやるなら、漢方専門薬局をオススメします♪


最近、出産した後、すぐに働き始める人も多くなりましたが
それによって様々な症状で悩まれる方も多くなっています。

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それもそのはず。
元々昔の出産は一大事業です。
出産で死ぬのは当たり前でしたし、産後すぐに子供が死ぬのも当たり前でした。
ゆえに、子供を産んだ直後の母親は
家族全員で助け合うのが、古き日本の伝統文化・・・だったはずなのですが
今は核家族化も進み、実家に帰って出産という事も少なくなりました。

医療技術も進んだので、出産で死んでしまう事は殆どなくなり
出産後にはすぐ退院しても良いというケースも多くなりました。
晩婚化と医療技術の向上によって、高齢出産も増えています。

では、何故、産後の養生が大事なのでしょう?

東洋医学では、子供は母親の陰(いん)血(けつ)を固めて作ると考えられています。
大量の陰血を固めて、それで赤ちゃんとして出産するので
当然母親の陰血は一気に不足状態に陥ります。
東洋医学での陰血は、様々な作用を持っていて
当然栄養を送るための物でもありますし
各臓腑に留まり、臓腑を動かすためのエネルギーの一つとしても機能しており
肝臓には常に陰血を貯めておき
何かの際には、そこから補給して一定の状態を維持すると考えられています。

そんな陰血が無くなれば、各臓腑や身体全体の機能が上手く働かなくなるわけです。

起こりやすい症状としては

イライラしやすくなる、やる気が起こらなくなる
空腹感はあるけど食べ始めると食べられない
眼の乾き、口の乾き、咽喉の乾き、手足の痺れ
身体の痛み、毛髪が抜けやすくなる、白髪が増える
歯茎が痩せる、身体に力が入らない、寝つきが悪い
乾いた咳が止まりにくい、痰が出にくい、便秘
便が硬くなる、便がコロコロになる
身体がなんとなくだるい等々・・・

様々な症状がいろんな形で起こりやすくなります。
結果、最近よく言われるようになった
産後うつなどの診断名がつくケースもあります。

こうならないためには・・・
産後は出来るだけ身体を休めましょう。
最小限のことをして、あとは出来るだけ周りの人に任せられることは任せましょう。
不定期な授乳で睡眠不足になりがちですので、眠れるときに寝るようにしましょう。
食事は出来るだけタンパク質の多い食事をしましょう。
鉄分も摂りすぎない程度に摂取しましょう。

もし、もう手遅れで、病院に行ってもなかなか治らないという方は・・・
是非とも、漢方・鍼灸をご利用ください。

そろそろ夏が近づいてきております。
そこで、夏場に気を付けたい漢方医学的養生のポイントをまとめてみました。

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1.健脾除湿(けんぴじょしつ)
夏は湿気が多くなります。
漢方医学では、湿気は脾や胃を悪くし
そのせいで食欲が無くなったり、疲れやすくなったりします。
湿気は空気中の湿気だけではなく、食べ物でも起こるとされていて
脂っこい物や、お酒、食べ過ぎなどでも発生しますので
夏場は特に脂っこいものを避け、腹八分目を心掛けましょう。
生薬ですと、厚朴(こうぼく)や藿香(かっこう)などの
芳香化湿剤(ほうこうかしつざい)が良いとされています。

2.清熱消暑(せいねつしょうしょ)
当然ですが、夏は暑いです。
漢方医学での暑は熱+湿気とされています。
また、夏には心火(しんか)という邪が身体に籠りやすくなるとされています。
心火とは、簡単に言えば精神を犯す邪のことで
心火にやられると、精神の乱調を引き起こしやすくなります。
そこで、湿気を避けることは当然ですが
熱を取り除き、清心作用のある物を食べるなどの対応も必要となります。
漢方薬では主に薄荷(はっか)や金銀花(きんぎんか)
連翹(れんぎょう)等の生薬が良く使われます。
お茶にしても良いかも知れません。

3.補養肺腎(ほようはいじん)
暑い日が長く続き、身体の中に熱が篭り続けると
当然身体の中の水分が損なわれやすくなります。
これによってやられやすいのが、肺と腎です。
肺は元々乾燥に弱く、木火土金水の属性では金に属すので
火にやられやすいという特性がありますし
腎は水分代謝に関わっていますので
これまた火が強すぎるとやられやすくなります。
そこで、水分を補うことが重要となります。
漢方薬では枸杞子(くこし)や地黄(じおう)等の生薬が入った物がよく使われます。
五味子(ごみし)という生薬をお茶として飲んだりして
余計な発汗を防ぐのも一つの手かも知れません。

4.冬病夏治(とうびょうかち)
冬場になると必ず起こるという病気などは
この時期にしっかりとケアしておけば
次の冬には起こりにくいとされています。
冬場から長患いをしている病気があるとか
毎年冬になると体調を壊すという人は
この時期にしっかりと鍼灸や漢方薬をやっておくと良いとされています。

5.以清為点(いせいいてん)
気温が高く、発汗も多く、食欲が減退しやすい季節は
とにかく清が基本です。
清とは、程々に冷やすという意味で
冷房のように過度に冷やすのはよくありませんが
汗をかきすぎない程度には冷やし
油っこい食品は避け、果物や水分を積極的に取ることは重要です。

以上が、東洋医学的な夏の養生法の基本です。
今年の夏は、是非実践してみてください♪

生理痛というのは、必ずある物とお考えの女性の皆様。
東洋医学の生体概念では、無いのが当たり前であり
ある方がオカシイということは、あまり知られていませんよね?

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生理痛を起こす原因は、様々ありますので、一概にコレというものは
現代医学でもありませんし、東洋医学でも様々な要因で起こると言われておりますが
とりあえず、生理痛は無いのが当たり前です。
特に、痛み止めを服用しないとならないような生理痛は、通常ありえません。

素問(そもん)という古典にはCMでも使われた有名な言葉があります。

『女子は七歳で腎(じん)気(き)が盛んになり、歯が成長する。
二七(十四歳)になると天癸(てんき)が発達し
任脈(にんみゃく)が通じて、太衝脈(たいしょうみゃく)が盛んになり、月経が始まる。
ゆえに子作りが出来るようになる。・・・』
(本当は七七(四十九歳)まで続きます)

つまり、任脈、衝脈という二つの経絡が
しっかりと健康な状態であれば、生理が起こるようになるわけですね。

任脈と衝脈は、これまた同時代に書かれた霊枢(れいすう)という書物に

『胞中より起こって身体を巡る経絡の海。』

と書かれていて、主に血(けつ)に関わっているということが、この書物に書かれています。

ということは、この任脈と衝脈という経絡の状態を調え
血の状態を調えれば
生理痛も生理不順も良くなる可能性が高いというわけです。

鍼灸は、任脈と衝脈という経絡に直接アプローチできるので
経絡の状態をピンポイントに調えることで
気血の流れを調えていくことが得意です。
しかしながら、気血が根本的に不足している状態や
臓腑の根本的な崩れに対応することが苦手です。

漢方薬は気血が根本的に不足している状態を改善し
気血の流れを調え、臓腑そのものを改善していくことが得意です。
ですが、経絡に直接アプローチすることが出来ず
経絡をピンポイントに調えるのが苦手です。

ですから、鍼灸を併用すると、より効き目がよくなる可能性が高くなります。

生理痛でお悩みの方は是非、漢方と鍼灸をお試しください♪


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