70歳代 男性
牛窓は半農半漁の町だから、あかぎれになる人が多い。年中行事のようにこの時期にはある塗薬を取りに来る。それを塗れば結構早く傷がふさがる。冬になる前に一杯作り置きして、それを小さな容器で分けてあげる。薬局製剤と言って、薬局で作ることが出来る優れものだ。薬の塗り方も漁師やお百姓さんたちと一緒に考え付いたものだ。
郵送で漢方薬を飲んでいただいている人は精神的なトラブルで困っている人が多いが、地元の人はこうした田舎ならでのトラブルが多い。腰痛やひざの痛みの方が圧倒的に多く、彼らに鍛えられて今お役に立てれているのだと思う。