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80歳代 女性 
 僕はそんな必要は一切ないと分かっているが、事後報告だから仕方がない。家族としては何をもって不安を感じ、受診させたのだろう。家族愛か?それならわかる。いい家庭だから。
 数年前に圧迫骨折を起こしてから、背中が曲がってきて、なんとなく覇気がなくなってきた。どちらかと言うと姉御タイプで、家でも社会でも存在感は半端なかった。僕は裏表がない性格が好きで応対していても楽しかった。
 ただ骨折後は一気に気力がなくなったのか、気力も体力もなくなり、ごく普通の老人になってしまった。背中がなかなか癒えないので、僕はある栄養剤を飲んでいただくことにした。その味がはまってしまって、珍しく欠かさず取りに来るようになった。そのおかげで、以前のように気力も回復したし、肉体的にも80歳を超えている割には元気になった。今ではどこの若者かと言うような新車で岡山市から薬を取りに来る。
 それなのについ最近、病院に痴呆の検査のために連れていかれたらしい。そこでの検査で、先生が「か」から始まる言葉を言ってくださいと言われたらしい。お嬢さん曰く「先生が書き留めれないくらい早く単語が次から次に出てきて、先生に待ってくださいて止められたんです」「歩くのもすたすた歩けるし・・・」
 結局、全く正常で帰ってきたらしいが、女性としてはそんな検査をされたのが不満らしくて、お嬢さんが僕に説明する間、不愉快な顔をしていた。検査を思い出したのかもしれない。
 僕がお嬢さんにお母さんが飲んでいる薬が、単純に筋骨を強くするものと説明すると「ああ、それででしょうか、歩くのも早くなったし、車から降りてくるのも今は早いです。すっと降りてきます」と教えてくれた。
 岡山市だから僕の所に来るのは少し遠いが、長年本人は勿論、子や孫までお世話させていただいているが、復活劇が家族全体を明るくする。天然薬や漢方薬をうまく利用すると生活の質は断然よくなる。石油からできた薬で、もとからは元気にはなれない。


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