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健康トピックス

当店の最新情報をご案内します。

愛媛のコロナ感染者数が5000人を超えましたね。
実は私、昨年の12月25日クリスマスの日にサンタさんからコロナをプレゼントされました。
正確には父のがうつったんですけどね。

37℃台になる前にとりあえず6波の時に有効だった柴葛解肌湯にプラスして板藍根を1包飲んで、2時間後にもう1包、夜もう1包を飲んだのですが、38.5℃まで上がり、節々の痛みもあり、柴葛解肌湯飲んでも全く発汗せず。
夜中ムカムカして吐こうとするも何も入ってないため、何も出ず。
とりあえず柴胡桂枝湯を飲んでムカムカは治まる。

翌日、麻黄湯+板藍根を服用。これで発汗するだろうと思いきや、全く発汗せず。
人はコロナは風邪と一緒と言うが、そんなことはない。
風邪なら麻黄湯飲めば余裕で発汗するのにコロナは全く発汗しない。
これはもう麻黄湯より強力な大青竜湯を使わざるを得ない。
しかし煎じるのは面倒。
大青龍湯をエキス剤で代用するなら2パターンあり、麻黄湯+越婢加朮湯、もしくは麻杏甘石湯+桂枝湯。
前者の場合、麻黄の量が12gと非常に多くなるため、ちょっと抵抗がある。
後者の場合、麻黄の量は大青竜湯と同じ量で構成生薬も量の違いはあるとはいえ、芍薬が入ってるか入ってないかの違いだけで、しかも平素から風邪を引いた時、この組み合わせで飲んで気持ちのいい発汗をしているため、後者を選択。もちろん板藍根も合わせて飲む。
1時間くらいしてわずかながら発汗あり。
やはり芍薬が発汗を邪魔している感じではあるが、1日3回服用。
翌日には37℃台まで下がる。
若干、ムカムカもあったため、柴胡桂枝湯+板藍根をしばらく飲み続ける。
36℃台と37℃台を行ったり来たりで倦怠感もあり。
ここでようやくビタエックスG.Oというちょっとお高いドリンクを飲む。
すると倦怠感が消える。
このドリンクを毎日飲めば微熱倦怠感も早く良くなるのだが、非常にお高いので2日に1本で計2本飲んでようやく元の状態に戻りました。

戻りましたが、年末年始テレビも見れず、どこにも行けず、ただ寝ているだけという、とんだ年末年始でした。

皆様もコロナにはお気を付けください。
あとコロナ関係の漢方薬、手に入りにくくなっています。
もしものときのために常備しておくことをおすすめします。

12月28日(水)~1月3日(火)

お休みさせて頂きます。

漢方でどこまでできるかですね。
子宮筋腫によって出血が多くなったり、それによって貧血を起こす、また重い月経痛などがあります。
漢方薬で筋腫を小さくするというよりも、経血量を抑えたり、痛みを緩和させたりすることに重点を置きます。

子宮筋腫は瘀血が原因として駆瘀血剤を使います。
瘀血というのは非常に曖昧なので、説明しにくいですが、何か詰まっていると思っていただけたらいいかと思います。
月経時に血の塊が出るなんて経験ありませんか?
それが瘀血です。
この瘀血を取り除いて子宮の血流を良くすることで筋腫に伴う症状の緩和したりします。
漢方薬を飲んで筋腫が小さくなったという例はありますが、長期服用しないと難しいです。

子宮内膜症は日常生活に支障を来たすほどの重い月経痛が起こるという特徴があり、性交痛や排尿痛、不妊の原因となることもあります。

漢方では子宮内膜症を瘀血と考えます。
この瘀血という概念は非常に曖昧なんですよね。
おそらく瘀血を的確に説明できる人はいないんじゃないかなって思います。
この瘀血により血流が悪くなる場合もあれば、血流が悪いのが原因で瘀血が形成される場合があります。
血行促進させるには活血剤を、瘀血に対しては駆瘀血剤を用いることになってます。

子宮内膜症には駆瘀血剤を上手く使う必要があります。
病院なんかでよく出る桂枝茯苓丸も駆瘀血剤にはなりますが、ちょっと弱いんですよね。
駆瘀血作用を強めようと思ったら大黄や芒硝といった便通をよくさせる生薬を加える必要があります。
もちろんそういう生薬が元から入ってる駆瘀血剤もあります。
通じをつけることで骨盤内の血行が良くなって早く効くなんてこともあったりなかったりと・・・
ただ便通を良くするものを使うことで出血や下痢がひどくなったりすることもあるので加減が重要になってきます。

また瘀血を取り除くだけでは不十分で血流を良くする活血剤も使わなければいけません。

子宮内膜症は駆瘀血剤と活血剤を上手く組み合わせて治していきます。

12月19日~20日
お休みさせて頂きます。