仕事柄、時に「人生相談」みたいなこともあります。

親友がいない、一人ぼっち。
なんていう問題も。

最近は、
「お一人様」なんていう言葉も聞かれるほど、
群れずに一人を「謳歌」している人が多いようですね。
煩わしい人間関係から逃げるのはわかる気がしますが、
一方、何か問題が持ち上がったとき、
話を聞いてともに解決に向かってくれる人がいないとつらいものです。

情報があふれる現代では、
解決の糸口となるヒントはいくらでも手に入りそうですが
そこには偏った無責任な情報もたくさん。

昔なら、生まれた土地に住み、
変わらない少ない人間に囲まれて
信頼関係を熟成して互助精神で人生を歩んでいました。

ところが、現代はそうはいかない。
多くの人と出会い、薄く広くの時代。

そんな中で、映画やドラマに出てくるような
熱い友情を育むのは難しいと言わざるを得ません。

では、どうするか。
いろいろなジャンルの人と交わり、
一人や二人に寄りかかるのでなく、
この問題に関してはこの人、
このことに関してはこの人・・・
というようにバランス良く付き合うのが良いように感じます。
また、その「部分」での付き合いの中で
「ともに同じ目標に向かって頑張る!」様な体験をすると
グッと距離が縮まります。
また、そういう人たちに、自分の「偽らない心」をさらけ出すことで
さらに距離が近づきます。
斜に構えず、甘えていいものだと思って見ませんか?
持ちつ持たれつ・・・これがいいんです。

 

予防医学は東洋医学の得意なところではあります。
「未病を治す」・・・まさにこの考えです。
体調管理に漢方薬や鍼灸治療は有効と考えています。

一方、それでも、病気予防は難しいものでもあります。
風邪でもガンでも、うつ病でも、完璧に予防できる手段はありません。
では、どうするか。

予防医療的に、
東洋医学を実践しながら、
平素もストレスをできるだけ少なくして
あるいは解除して、予防に勤しむこと。
そして、「おかしい?」と思ったら、
早めに受診して早期発見早期治療に取り組むことです。

うつ状態・・・病気なのか、ただの気分の落ち込みか?は、
どちらでもかまいません。
眠れない日が2週間以上続く・食欲不振または食べ過ぎ・頭が重い・
頭痛・身体がだるくてファイトがわかない・じんましん・めまい・どこかの痛み・
頭が回らなくなった・感情のコントロールが難しくなった・・・・など

身体からの声に耳を傾けてください。

       

当たり前ですが、
走り続けると倒れてしまいます。
限界があります。

頑張っている人が休む・・・・・
そのタイミングはいつか?

まず、
心も体も休むことなくストレスにさらされると
必ず疲れてきます。
負荷をかけた後、充分に回復する期間があって
リセットされるなら、次もまた頑張れます。
これが「鍛える」ということ。
「苦しい」と感じたら休まないと壊れてしまいます。

では、
一般的な社会生活で「苦しい」と
自分で認定するタイミングはというと、

・眠れない!と思う苦しさが2週間異常続くとき
・食欲に変化があって、ここ3か月で体重が5キロ以上増減があったとき
・休んでもなかなか疲れが抜けないで、活動的になれないとき
・発作的、あるいは慢性的に起こる動悸・頭痛・胃痛・めまい・肩こり・身体の痛み・・・・
・なんだか頭が回らないと感じるとき

こんなときは、何もかも放り出して休む必要ありです。
勇気を出して休みましょう。

     

いきなりですが、
眠れないことは大問題です。

眠ることで疲れた肉体や脳を休ませ修復しているから
眠れないことは、
休まず走り続けているようなもの。
いずれ、倒れてしまいます。
だから、不眠になると
不安にもなるし、
疲れも一層たまってイライラしたりしんどくなります。

もし可能ならば、
昼夜逆転してもかまわないから
「夜=眠る」という固定観念を一時棚上げして
いつでもいいから

眠れるときに眠ることにしてみてください。

疲れていて弱っていて
夜、枕を高くして寝ていると
夜行性動物に襲われるかもしれないという
動物的本能が働いているのかもしれません。
夜眠れないのでなく、夜起きていようと
脳が働いているのです。

そうは言っても、
朝起きて仕事に行かないといけない人。
そういう方は、
そういう脳の不安に
蓋をするように睡眠導入剤のような薬の力を
一時的に借りるのもありです。
決して自然ではないですが、
また副作用や「癖になる」というのも
気になるところですが、
一時的なら、普通は、まず大丈夫。
そうして、
なんとか眠ることでエネルギーを回復していくのです。

もちろん、
それまでの仕事や生活を省みて
ペースダウンしたり
ストレス対応や
頑張りすぎや張り切りすぎは控えていきます。
また、
長い目の治療=カウンセリング・漢方薬・針治療が有効だと思います。

     

うつ病を始め、双極性障害、気分変調症、抑うつ障害・・・・
あるいは、
社交不安障害、パニック障害、強迫神経症、ジストニア・・・・

医学的な診断はいろいろあり、
脳のトラブルと断定されたり推測されたりしていますが、
そういうことに基づく治療は専門医に委ねるとして、

その方が、自分自身をどう把握して
自分とどう付き合っておられるのか?
対人関係はどうか?
「息苦しさ」「生き苦しさ」を感じながら
生きておられるのではないか?

本当の自分の思いを「だまして」生きておられるのではないか?
あるいは、
自分でも「本当の自分」をわかっておられないのではないか?

そんなことを、
ひとつひとつ洗い出していく作業をすることで、
見えてくる「解決の糸口」があります。

漢方薬や針治療をしながら
お話の中に「ヒント」を見つけていく。

急がば回れ じゃないですが、
結果として、上手くいくことも多いと感じています。