人は誰でも大なり小なり悩みのあるものですが、
普段、世間で相談に乗るという事は、
話を聞いて、「あーすればいい、こうすればいい」というアドバイスを与えたり、
「しっかりしなさい」と叱咤激励したり となります。
また、病気かなと思って、病院で症状を伝えても、
短い時間の診察では、充分伝わっていないという思い、
理解してもらえていないという思いで満足できず、
薬だけでは効果は薄いものです。
悩みの深い人には、短い時間では、「わかったふり」になってしまって逆効果の事も。
先日、あるご婦人。
過去にさかのぼって現在に至るまでの経緯と今のストレス、症状を延々と話された。
こちらも、相当の覚悟で時間を取っていたので付き合う事が出来たのですが、
話し終わって、こちらも薬をお出しするのに必要な情報を収集して一段落した時、
「いろいろな所行ったけど、初めて症状を理解してもらえました。」
と言ってくださった。
まず、聞く。
そして、どれほど苦しい思い辛い思いをされているのか
わかろうとする事が何よりも大事だと思うのです
「相談しがいのない人」 にならないよう心していきたいと思います。
はじめて症状を理解してもらえた!
福田漢方すこやか相談所 薬局・鍼灸治療院 (奈良県吉野郡)
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更新日: 2014/09/16 |