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 今日から8月、夏本番ですね。ここ最近の京都市内は雨天が多いので、湿度も高く蒸し暑い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。
このような蒸し暑い季節、特に気を配っていただきたいのが『胃腸力』。夏場になると何となく食欲が出ない方や便通が乱れてしまう方、ひょうっとしたらそれは胃腸力が衰退しているからかもしれませんよ。
 昨日お話ししたように、胃腸力は本来の胃腸に備わっているポテンシャル、能力のことです。健全な胃腸には健全な食欲、健全な消化、健全な蠕動運動が備わっています。これらを総称して私は胃腸力と呼ぶことにしています。もちろん年齢を重ねると生理的に衰えてしまう部分もありますが、胃腸力は蒸し暑さや胃腸の冷やしすぎでも急激に衰退してしまいます。胃もたれや食欲不振で胃腸薬に頼る方はたくさんいますが、胃腸薬にはとりあえず消化を補助するような対症療法的なものもあれば、胃腸の状態を本来あるべき姿に戻して、胃腸力の養生・回復を図るものもあります。前者は効き目はシャープですが、本来の胃腸力を養生する効果はさほどありません。(胃腸にかかる負担を減らすことで、自発的に胃腸力が養生される場合もあります)一方で後者の胃腸薬は、今まさに抱えている症状を抑えるのは不得意だと思われます。
 また胃腸力が衰退しているときは、食事の内容にも気を配っていただきたいです。胃腸薬の力を借りて負担を軽減しているのに、そこへ負担になりやすい難消化性の肉類や、食物繊維の多い生野菜などを入れてしまうと、結局は負担が増え、胃腸力の回復も滞ってしまいます。
 一方、胃腸力は鍛えることもできます。これについてはまた明日にお話しますね。


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