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 『病は気から』と言われるように、気の不足や気の巡りの悪化は、体内へ病邪(病気を引き起こす原因のこと)が進入しやすい状況を作り出してしまいます。
前回の今日の一言(7月25日)リンク でもお話したように、気にはいくつかの種類があり(宗気、営気、衛気、原気)、それぞれの気はからだへの作用が異なります。気は『概念』なので、目には見えません。ですから私の場合、からだの各部分の能力(体力とか、肌力とか、胃腸力)を発揮させるものと捉えています。ではその気は、どこからやってくるのでしょうか。生まれたときから持っているものなのでしょうか。それとも外界から取り入れるものなのでしょうか。
 気は生まれながら持っているものでもあり、生きていく中で外界から取り入れるものでもあります。前述の問の答えは両方とも正解です。生まれながらに持っている気(両親から受け継いだ気と考えられています)を先天の精に由来する気、生きていくうえで欠かせない飲食物から生成された気を後天の精に由来する気といいます。精とは気の材料のようなものです。また呼吸によって生み出される気もあり、清気と呼びます。
 気が不足すると、からだの気が不足していると考えると体力が不十分、つまり疲れやすくなります。また胃腸の気が不足していると、胃腸力が不十分、つまり食欲がないとか、食べたものがいつまでも胃に残っているとか、便秘がちなどの症状があらわれやすくなります。ただし、胃腸力がないと先ほどの後天の精に由来した気の生成も滞ってしまう為、気の不足に追い討ちをかける事にもなりかねません。
 どこかの偉人が『生きるとは食べる事』と言われたように、食べるという行為は本当は、それはもう私たちが考えている以上に、大変に重要なことなんです。


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