漢方では、水は気の働きにより体内をめぐり、五臓六腑を潤し、生命を維持しているものと考えています。ところが、水の体内循環が滞ったり体内のどこかに集中して存在していると病気の原因となります。これを「水毒」あるいは「痰飲」と言います。
これは、慢性病を含む様々な症状を引き起こします。むくみや頻尿だけでなく、咳き込みやゼイゼイと息をしたり、めまい、耳鳴り、頭痛、身体が重くだるい、関節痛や筋肉の痛みやこわばりまでもが水毒に関係しているとみています。そのような時には、五苓散や二陳湯などの水を捌く処方で水毒を解消します。また、水が不足すると、肌の乾燥や便秘、粘膜の乾燥などをきたします。
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更新日: 2013/11/29 |