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梅雨時期のポイントは水分代謝を整えること。

水浸しにならぬよう道路には側溝が設けられています。同じくして、体内が余分な湿気で満たされないよう、梅雨の時期は脾の滋養に努めることが必要です。水分代謝を司る臓腑の中でも、脾は食事や飲料の受け皿として、特段の働きを果たしています。体内の水分代謝の半分はこの脾の働きにかかるといっても過言ではありません。

脾の働きは温かい環境の中でスムーズに動く性質があります。(ちなみに、栄養分や水分を全身に運搬することから運化と称されます。)即ち滋養のポイントのひとつは「温める事」。また甘味には弱った脾の働きを滋養、健脾する働きがありますから、甘味を帯びた食材を温かい状態で食すことは、弱った脾胃を立て直す上で非常に有効な方法です。

しかし、ここでいう甘味とは自然の甘味であり、砂糖など人工的なものではありません。人工的な甘味は水分を生みやすく、返って余計な負担を脾に強いるので注意が必要です。また、香り良い食材や芳香性生薬にも健胃作用があります。これに準じて用いられるスパイス類は、消化器官の回転を上げる。例えるなら、「体内に整備された側溝の排水効率を、側溝の容量を増やすことなく引き上げる」といった類のものでしょうか。市販の和漢胃腸薬が香り高いのも、この芳香性生薬を多数配合する点に由来します。

益気健脾 【食材】:穀類、芋類、しいたけ、とうもろこし、大豆
       【生薬】:黄耆、白朮、大棗など
芳香化湿 【食材】:紫蘇、大葉、みかん、玉葱、ジャスミン
       【生薬】桂皮、茴香など

以上のような食材を使い、献立を立てて、ジメジメうっとうしい梅雨を乗り切りましょう。


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