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唐突ですが、暑気当たりと夏ばては、別モノです。
この2つを混同している方、けっこう多いのではないかと思います。

夏のあいだは水分補給や冷房の利用が励行されますが、
これは暑気当たりを防ぐ為で、そこには夏ばては全く関わっていません。
ですが場合によっては、暑気当たりを予防する為の行いが、
夏ばてを助長することも考えられるわけです。

熱中症、暑気当たり、暑気負け。
これらはいずれも、過度の暑さによってからだが傷つけられた状態を意味します。
暑さはからだを覆うような形で存在していますから、
症状は表証:からだの表面の症状に始まり、
果ては裏証:からだの内面の症状へと移行していきます。
暑さが終いには内臓、特に消化器系に到達するわけですね。
ちなみに、からだを寒気にさらした後の状態、俗にいう『かぜ』は
からだを傷つけるものが寒と熱で正反対ですが、現象としては良く似ています。

一方で夏バテというのは、
暑さへの抵抗力が弱い(もしくは弱まる)ことに端を発します。
先ほどの暑気当たりでは、暑さの程度が症状を助長しますが、
夏ばての場合は、暑さの度合いよりもむしろ、
その暑さに対する抵抗力の低下が、症状を呼び込むわけです。
この抵抗力は俗にいう『スタミナ』に由来すると考えられます。
では、その『スタミナ』が、先に述べたような水分補給や冷房の利用で
培われるかといえば、残念ながら答えは『ノー』でしょう。

暑さに対する抵抗力、それについての見解は
なかなか長くなりそうなので、また後日にしますね。


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