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立春を迎えた頃から、三寒四温の傾向が強くなります。
温かくなったかな?と思ったら寒くなり、
寒さが続くなと思ったら、ふと温かくなる。その連続です。
寒さに慣れた体は、降り注ぐ日差しの暖かさに暑さや熱感、のぼせを訴え、
逆に暖かさに慣れた体は、降りかかる寒さに対して
過剰な反応(蕁麻疹やアレルギー)を起こします。

西洋医学的には、三寒四温を通じた体調の変化は、
自律神経の揺さ振りを招くと言われます。
けれどその揺さ振りが、盛んに行われる寒暖の変化による弊害か、
体の不安定さを反映したものかで、対処法は異なります。
簡単に言えば、前者は自律神経の回復が、後者は自律神経の強化が必要になる訳です。


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漢方では、三寒四温に伴う体調の乱れは、
体調を整える気(正気)の繊細さ・鈍重さを反映すると考えます。
繊細さが強まると、小さな変化でも体調を乱すようになり、
鈍重さが強まると、複雑な変化に対して柔軟に対応するのが難しくなります。
なお、繊細さは気虚・気鬱(気が虚ろで、虚ろな為に憂う)を、
同じく鈍重さは憂鬱・痰飲(気が憂い、憂う為に湿って重くなる)を反映した病態です。

寒暖差が大きくなる時期に服んでおきたい漢方薬は、
①気を高める漢方薬②気を淀みなく巡らせる漢方薬
③痰飲を除いて、気を軽やかにする漢方薬を意味します。

例えば①は、気が奮うのを助ける補中益気湯や小建中湯、気を穏やかに高める四君子湯、
②は、気の内向を防ぎ、外向を促す香蘇飲や桂枝湯、川芎茶調散
③は、気を塞ぐ痰飲を排除する苓桂朮甘湯や香砂六君子湯、
あるいは痰飲で萎えた気を回復する半夏白朮天麻湯や温胆湯に、一服の価値があります。



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