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寝つきが悪い。眠りが浅い。早朝に目が醒める。

睡眠を整えるには、いろいろな要素・条件が関わってきます。
日中の生活スタイルとかストレスとか、入眠する時間とか
リラックス法とか、寝室の環境・雰囲気とか寝具とか。
それらの関わりは複雑で、何から手をつければ良いのか?どれが一番効果的なのか?
いろいろ試しても駄目な場合の解決法は?と、迷う部分も少なくありません。

漢方では睡眠トラブルは、「肝」と「心」の失調と考えます。
簡単に言うと肝は頭(頭脳)の理性を、心は頭の本能に相当する部分です。
例えば、思い悩む。不意に目覚める。頭が冴えない。
そういったことには、頭脳の理性的な面が関わります。
一方で、興奮が抑えられない。焦りや不安を感じる。くよくよする。
そういったことには、頭脳の本能的(感情的)な面が関わります。

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大人の頭脳では、理性と本能がいつも連携していますが、自然な睡眠は、
睡眠を欲する本能の強さ②覚醒を促す理性の脱力(弱さ)を通じて満たされます。
逆に言えば①睡眠を欲する本能の弱さ(覚醒を欲する本能の強さ)
②覚醒を促す理性の緊張(強さ)。この2つが、自然な睡眠を妨げる要素となる訳です。

なお、東洋医学では理性と本能の関わりを「木」と「火」に例えます。
木(理性)は、火(本能)を助長する存在になる。
けれど、高まりすぎた火は、木を根絶やしにする存在にもなる。
そうして木が根絶やしになると、火もやがて消えて共倒れになる。

睡眠障害に服んでおきたい漢方薬とは即ち、
①心を整えて、睡眠に対する本能を回復する漢方薬
②肝を整えて、妨げとなる理性を抑える漢方薬を意味します。

①には例えば、昂ぶりをなだめる酸棗仁湯や桂枝加竜骨牡蛎湯、
慢性的な心労を回復する帰脾湯や牛黄清心丸に、一服の価値があります。
②には例えば、精神的な緊張による昂ぶりを鎮める黄連解毒湯
理性(自律神経系)の強張りを解す柴胡疎肝湯や抑肝散に、一服の価値があります。


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