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2019年5月からの新元号が発表されました。

令和。その出展は万葉集の歌から。

「時に初春の令月、気淑く風和ぐ」

令月=善い月、好き月
気淑く風和ぐ=空気は良く、風は和らいでいる
の意味らしいです。

「和」という漢字は、過去の元号でもたびたび用いられてきましたが、
漢方で「和」といえば、すぐに思い当たるのが柴胡を用いた和法(和解法)です。
和法は、病気を攻める瀉法とも、正気を補う補法とも異なる、独特の漢方治療法です。
一説には解毒に近いとも言われますが、現代においては
感冒のこじれた症状から内臓や肝機能障害、果てはストレス障害や神経症にまで応用されます。
ある意味、現代のストレス社会、そこに暮らす私たちには、ありがたい漢方薬です。
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あくまで主観的ですが、新元号の令和の精神は、漢方における和法にも通じると感じます。
「気淑く風和ぐ」が、新しい時代の世風を象徴するように、
その時代に暮らす私たちにも、気を良く、気風を和らいでいくことが望まれます。
それに対して、漢方の和法は、体内で滞り、濁った気を、
本来あるべき、自然で澄んだ、穏やかな状態に近づける治法です。
要するに、和法を通じれば、体を巡る気が「気淑く風和ぐ」に近づくという訳です。

また残念ながら、元号が変わっても
ストレスがつきまとう社会性、社会情勢はなかなか変化しづらいかもしれません、
なればこそ「令和」が、これからの時代を象徴できるように、
ストレス対処の一助として、漢方の「和法」がお役に立てればと思います。


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