• お問い合せ
  • サイトマップ
  • 個人情報保護
  • 交通アクセス
  • 漢方薬 漢方薬局 薬店のことなら きぐすり.com
  • ホームへ
  • 店舗紹介
  • 相談方法
  • よくあるご質問

人の感受性を表した言葉に、神経が細い・太いというのがあります。

神経が細いことは、しばしばマイナスの印象に捉えがちですが
読みを変えれば、神経が細い=神経が細やかということ。
「過ぎたるは及ばざるがごとし」の通り、そういう神経の細さは、
むしろプラスの要素となり、対人関係でも重宝する特質です。
そういった細さは、その人の性格を反映した面もあり、
太くするということは難しい。けれどそれで構わない訳です。

けれど一方で、神経が人並みに太い人が、
何らかの経緯で神経を細くする(=痩せさせる)ケースがあります。
社会的なストレス。近隣住民との対人関係。ネットワークでの書き込み・中傷。
今の社会には、神経を細くする要素が増えています。
そういう要素の存在がすぐに、神経の細さに及ぶ訳ではありませんが、
一旦に神経が細くなれば、歯止めが利きにくい環境である面もまた事実です。

shisen_kowai

大らかさと繊細さ。漢方では、人が持つ二極の気質を陰陽で解釈します。
ちなみに、大らかさは陽を、繊細さは陰をそれぞれ象徴しますが、
神経が細くなるとは、①本来の大らかさが欠けること(陽虚)
②繊細さに歯止めが利かなくなること(陰虚)のいずれかと推察されます。
即ち神経が細くなるとは、その人が本来(=性格的に)持つべき
陰陽の調和を欠いた状態を反映している訳です。

神経の細さに服んでおきたい漢方薬とは即ち、
その人本来の大らかさ・繊細さの調和を整える漢方薬を意味します。
それには例えば香蘇散や温胆湯、帰脾湯
あるいは桂枝加竜骨牡蛎湯などに一服の価値があります。



Copyright© kanpo-kakinoki All Rights Reserved.