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新生活が始まる時期。一人暮らし。社会人デビュー。
多くの方は、期待と不安が半々の、複雑な心境かもしれません。
それだけを切り取って見ると、不安定な状態にも見えますが、
その不安定さは、貴方一人だけが感じるものではありません。
新生活を始める方であれば、多かれ少なかれ伴う現象です。

しばしば「期待と不安は、表裏一体」と言われます。
漢方でいう表裏一体は、陰陽の関係を指しますから、
さしずめ、期待を陽(の感情)とするなら、不安は陰(の感情)。
ですから、期待と不安が入り混じること自体は悪い現象ではなく、
むしろ自然なこと(=陰陽を伴うこと)、人間らしいことにも感じます。

ただし一方で、物事の「不安定さ」と「危うさ」も、また表裏一体の関係にあります。
不安定でも、それをコントロールするだけの能力があれば、危うさは十分に小さくなります。
けれど一度コントロールが及ばなくなると、不安定な心は途端に危うさが増幅されます。
そのきっかけは必ずしも特別なものでなく、新社会人にありがちな失敗、
自信の喪失、仕事とプレイベートの板挟み、一人暮らしの寂しさなど。
新社会人や新生活には、そうした存在が及びやすい点も、また事実かもしれません。

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漢方の視点で考えると、期待と不安が入り混じった心境は、
肝の不穏によると見立てることができます。
「妙にそわそわする・・・」、「あぁ、不安になってきた・・・」なども、
肝の不穏を反映したものです。
一方で、そうした心境に及ぶ危うさは、
肝を取り巻く腎・心の不和と見立てられます。
五行説では、腎は水、心は火を主る部分であり、
腎と心の関係が乱れると、それに挟まれる肝(木)に被害が及ぶという関係にあります。

新生活に服んでおきたい漢方薬とは、
肝本来の健やかさを養い、腎と心の良好な関係を保つ漢方薬を意味します。
それには例えば、柴胡桂枝乾姜湯や桂枝加竜骨牡蛎湯、
あるいは逍遥散、苓桂朮甘湯加牡蛎、六味丸などに一服の価値があります。


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