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本来の温かさを超える形で気温が上昇して、急に暑さを感じるようになりました。
日差しが強いと体も汗っぽくなり、それが気だるさに及びます。

漢方では、汗は心の液と言います。
暑さを感じるようになり、汗っぽくなるということは、
「心」が張り切って稼動して(=心の気を費やして)、
その「液」を生産すると解釈できる訳ですが、
その一方で、心の働きは「陽」を象徴したものでもあり、
心が張り切れば、心陽も盛んになっていきます。
逆に考えると、心陽が盛んになった分だけ、
よりたくさんの心気を費やすとも解釈できる訳です。

salaryman_ojisan

暑さに体が追いつかない。まだ暑さに慣れていない。
それは心が間に合っていない
(=まさしく、心の準備ができていない)状態の現れだと思います。
漢方的な視点では、それは単なる精神論ではなく、
心気の充実が不十分で、日々盛んになっていく心陽に対応できない状態を意味します。
充実が不十分とは即ち、未熟なことでもありますが、
それには「一度にたくさんの汗をかくこと」への未熟(陽虚)と、
「続けて汗をかくこと」への未熟という(陰虚)の両面が存在します。

5月の汗っぽさに服んでおきたい漢方薬とは即ち、
心の気を充実させて、消耗を穏やかにする漢方薬を意味します。
それには例えば、補中益気湯や清暑益気湯、桂枝加黄耆湯や桂枝加芍薬湯、
あるいは生脈散や六神丸などに一服の価値があります。


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