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漢方では、季節やそれに伴う変化を「陰陽の変遷」という形で見立てます。
例えば、暖かい季節が陽なのに対して、寒い季節は陰と称されます。
また、その暖かい時期の中にも、
時間の経過と共にその暑さが盛んになる陽の刻と、穏かになる陰の刻が混在します。

言いかえると、一年・一日における陰陽の変化には
①陰中の陽、②陰中の陰、③陽中の陽、④陽中の陰の4つが存在します。
陰中の陽とは「陰が満ちること」、
陰中の陰とは「陰が陰(かげ)ること」をそれぞれ表します。
ちなみに季節の上では、
暑さが終息していく「秋の始まり頃」は「陽中の陰(≒陽が陰る頃)」、
肌寒さを感じる機会が増える「秋の終り頃」は「陰中の陽(≒陰が深まる頃)」
にそれぞれ該当します。

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秋の体調は、この「陽中の陰」、「陰中の陽」と深く関わっている訳ですが、
その中で特に気をつけたいのが、その変化が急激に(あるいは突発的に)起きる場合です。
例えば、暖かい日が続く中で、不意に涼しい日がやってくる。これこそ陽中の陰。
涼しい日が続く中で、不意に肌寒い日がやってくる。これこそ陰中の陽です。

また、「陽中の陰」、「陰中の陽」のときに、
それに相応しくない生活を過ごすことも、体調を乱す原因になります。
暑さが陰る頃(=陽中の陰)には、活発さを控え気味にした生活を、
涼しさが高まる頃(=陰中の陽)には、抵抗力や基礎代謝などを整える生活を
それぞれ過ごすことが大切です。

漢方薬の面では、陽中の陰に適した漢方薬には、
例えば、穏やかな発汗を促す桂枝湯や気鬱を治す半夏厚朴湯、香蘇散、
暑さで消耗した体力・栄養の回復を促す四物湯に、
対して、陰中の陽に適した漢方薬には、
体を温める五積散や血行を改善する当帰芍薬散などに一服の価値があります。



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