- 症状が良くなった。
このお店は?… - 2014/08/07
- 60代以上の男性
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「冷蔵庫病とクーラー病」対策について
漢方薬局けんこう屋 (兵庫県神戸市中央区)
湿気が多く、早くも夏バテ症状を訴える方がおられます。 中でも、冷たい物の取り過ぎや冷房によって起こる 「冷蔵庫病とクーラー病」対策についてのお話。 毎日暑いので、クーラー、扇風機を使い、冷たいビールに清涼飲料水、 アイスキャンディー、冷やし中華に冷やしそうめんを食べる事は 止むを得ない事ですが、内臓はかなり冷え切っています。 漢方では、寒があたると書いて中寒<ちゅうかん>といい「体の色々な 機能が低下、循環状態が悪くなって体を温める機能が弱くなるために 慢性的に出てくる症候」です。 中寒の症状としては腸管免疫力が低下し、嘔吐、腹痛、下痢、しびれ、 重だるさ、筋肉のけいれん、鼻水、ゼロゼロ喘鳴を伴う薄い痰などが 出ます。 冷たい物によってお腹を壊して悪心・嘔吐、腹痛・下痢の時 は胃腸に 良く効く漢方薬、かっ香正気散(かっこうしょうきさん)を使用します。 さらに症状が悪化してくると、真夏でも体を強力に温める附子や 乾姜の入った漢方薬が必要になってきます。 現代人は、生活環境によってとても体調を壊しやすくなっています。 上手に対策を立てて、元気に夏を過ごしたいものですね。 ******************************************* 神戸市中央区で漢方薬の相談薬局。 がん、アトピー、子宮内膜症、自己免疫疾患、リウマチなど 食養生も大切にしている 『漢方薬局けんこう屋』にお問い合わせ下さい。 http://www.e-kenkouya.com/ 【天寿を生き、心身ともに健やかな人生をあなたに・・・】 ******************************************** |
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更新日: 2014/07/11 |
頻尿について ③前立腺
漢方薬局けんこう屋 (兵庫県神戸市中央区)
真夏日が続いています。5月末からいきなり真夏の気温になり、 急な気温変化に対応できないご病気の方、ご高齢の方、小さな お子様は気をつけてお過ごし下さい。 こまめな水分補給と熱中症対策は必要ですね。 これから湿気の多い梅雨のシーズンです。呉々もお大事に。 前回の続き、③頻尿についてのお話です。 前立腺は男性にだけにあり、膀胱の出口に位置しています。 尿道を囲むようにクルミ程度の大きさです。 前立腺には前立腺液(精液の一部を占める成分)を分泌する 働きがあります。この前立腺が、肥大してくるとその中を通る 尿道を圧迫されるため、色々な症状が現れます。 1.残尿感がある。 2.トイレに行く回数が増える。 3.尿が途中で途切れる。 4.急に尿意をもよおし、漏れそうで我慢できない。 5.尿に勢いがなくなる。 6.夜中に何度もトイレに起きる。 7.お腹に力を入れないと尿が出ない。 前立腺は、男性の40歳を過ぎると大きくなり始め、60歳の男性 では50%以上に、85歳では、約90%に肥大が認められます。 40歳後半より生殖機能が衰えてくると男性ホルモン量が減り、 相対的に女性ホルモンが増えます。このようなホルモンバランスの 変化が、前立腺増殖に関係してくると言われています。 ●●●前立腺疾患の方へ「知っておきたいオシッコ8ヶ条」●●● ①普段から排尿を我慢しない。 ②夕方からの水分摂取を抑える。 ③下半身を冷やさない。 ④就寝前の入浴。 ⑤適度な運度をする。 ⑥便秘にならないようにする。 ⑦脂肪分を取り過ぎない。 ⑧刺激物・アルコールを取り過ぎない。(前立腺を刺激して充血するため。) 前立腺肥大、急性・慢性前立腺炎にも、漢方薬が有効です。 お困りの方は、ご相談下さい。 ******************************************* 神戸市中央区で漢方薬の相談薬局。 がん、アトピー、子宮内膜症、自己免疫疾患、リウマチなど 食養生も大切にしている 『漢方薬局けんこう屋』にお問い合わせ下さい。 http://www.e-kenkouya.com/ 【天寿を生き、心身ともに健やかな人生をあなたに・・・】 ******************************************** |
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更新日: 2014/06/13 |
頻尿について ②膀胱機能障害
漢方薬局けんこう屋 (兵庫県神戸市中央区)
5月に入って、急に初夏の陽気になりました。ゴールデン・ウィークの後半は、 良い天気になるようです。前回の続き、②頻尿についてのお話です。 大事な試験や試合前、デート、発表会、面接など、緊張する場面にトイレが 近くなる事は、よくある事です。しかし、これが一過性でなくて日常生活の中 でも続くのが神経性頻尿です。神経性頻尿は、膀胱には異常はなく膀胱に 少量の尿が溜まっただけで強い尿意を感じます。 また、神経の損傷によって発生する神経因性膀胱(脊髄損傷、脳出血、パー キンソン症候群など神経の損傷による。)とは異なり、ご婦人の過敏性膀胱 とか、心因性の膀胱機能障害、幼児の排尿調節機能の確立遅延、老化に よる機能低下を含め、膀胱機能障害によって起こるいろいろな症状(頻尿・ 排尿痛・残尿感、排尿時間の延長・余瀝・失禁など)に対応して、漢方的 対応が可能です。 ●緊張亢進型 (過敏膀胱・膀胱神経症) ①イライラ・緊張など神経症状の強い方 四逆散(しぎゃくさん)などを中心に。 ②膀胱炎症状を訴える方 五淋散(ごりんさん )、猪苓湯(ちょれいとう) ③冷え症の人で、冷えによって症状の悪化する方 当帰建中湯(とうきけんちゅうとう)、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、 苓姜朮甘湯(りょうきょうじゅつかんとう)など ●緊張低下型 (膀胱アトニー) 補中益気湯(ほちゅうえっきとう)、清心蓮子飲(せいしんれんしいん)を中心に ①高齢者で夜間頻尿、神経反射の低下がある方 八味地黄丸(はちみじおうがん) ②冷えを伴う方 苓姜朮甘湯、当帰芍薬散 色々な病態に対応して、漢方薬の利用をお薦めします。ご相談ください。 ******************************************* 神戸市中央区で漢方薬の相談薬局。 がん、アトピー、子宮内膜症、自己免疫疾患、リウマチなど 食養生も大切にしている 『漢方薬局けんこう屋』にお問い合わせ下さい。 http://www.e-kenkouya.com/ 【天寿を生き、心身ともに健やかな人生をあなたに・・・】 ******************************************* |
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更新日: 2014/05/02 |
頻尿について ①膀胱炎
漢方薬局けんこう屋 (兵庫県神戸市中央区)
今年の綺麗な桜は一気に満開になり、一雨で散り始めました。 気圧・気温変動の大きい季節です。お体に気をつけてお過ごし下さい。 加齢とともに、頻尿・尿漏れ・残尿感などの尿トラブルの方が増えています。 ある調査では、65才以上の方の約78%が、何らかの排尿の問題を抱えて いることが分かっています。 成人の排尿回数は、1日8回 (昼は6~7回 夜は1回)ぐらいが普通とされて います。その回数が、2時間以下の間隔で昼間に8回以上、夜間に2回以上、 トイレに行く場合は、頻尿といえます。 頻尿を起こす代表的な病気は、急性・慢性膀胱炎と前立腺肥大症などが あげられます。 急性膀胱炎は、尿意を感じない程度の尿が膀胱にたまっただけでも強い 尿意を感じて、トイレヘ行きたくなります。男性より尿道の短い女性に多く、 細菌が膀胱へ侵入しやすいからと言われています。漢方薬では、尿道の 炎症に良い黄芩(おうごん)・黄連(おうれん)や利尿作用のある猪苓(ちょれい)・ 沢瀉(たくしゃ)などを使用します。この膀胱炎は、抗生物質などを使用されて いてもなかなか良くならず、慢性化する方もおられます。 下部尿路の炎症に対して主薬は山梔子(さんしし)。これに、黄連・黄芩・石膏・ 竜胆などの消炎薬を配合します。 慢性膀胱炎は、消炎作用のある山梔子・黄芩と利尿作用のある滑石・茯苓・ 木通などを使用します。代表的な漢方処方薬としては、五淋散(ごりんさん)が あります。 また、膀胱の粘膜の内側にある間質(粘膜下層と筋層)に炎症が起き、組織が 固くなって膀胱が委縮する慢性の病気で、間質性膀胱炎があります。 40才以上の女性に多く、症状は、頻尿・膀胱の痛み・尿意切迫感です。 この膀胱炎は、尿から細菌が検出されません。 原因としては、 ①膀胱の粘膜が変性してアレルギー反応が起きている。 ②尿の中に毒性の物質が混じっている。 ③膀胱の血流が悪い。 などが考えられています。 漢方薬では、慢性炎症を改善する漢方と血流を良くする漢方を併用して、 症状が改善するまで服用してもらいます。 抗生物質の治療を長年続けられても、なかなか改善されないケースに、 漢方薬がよく効く時があります。ご相談下さい。 ******************************************* 神戸市中央区で漢方薬の相談薬局。 がん、アトピー、子宮内膜症、自己免疫疾患、リウマチなど 食養生も大切にしている 『漢方薬局けんこう屋』にお問い合わせ下さい。 http://www.e-kenkouya.com/ 【天寿を生き、心身ともに健やかな人生をあなたに・・・】 ******************************************* |
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更新日: 2014/04/11 |