抗癌剤の副作用で血小板が減少してしまう・・・とのご相談がありました。
抗癌剤は何種類かを試しているそうですが、どれを使っても血小板が減少してしまい、使い続けることができないとのことでした。
癌の方によく使われるのは、「十全大補湯」、「補中益気湯」、「人参養栄湯」で、中でも人参養栄湯は血小板減少を防ぐ漢方薬との研究データもあります。
ご相談に来た方は、自覚症状は何もなく、ただご不安が強いご状態でした。
また、白血病の方だったので、白血病によく使われる「加味帰脾湯」なら不安にも良いし・・・と考えました。
ただ、癌の方はあまり悠長なことも言ってられないので、造血作用の強い「鹿茸」などが入った「加味帰脾湯」にも近い処方の「参茸栄衛丸」を1日2丸服用していただくことにしました。
飲み始め2ヶ月は効果がでませんでしたが・・・3ヶ月目から担当医がびっくりするほど検査結果が良くなったそうで、一安心です。
癌の方は病院から見放されて(?)から漢方に頼る方が多いのですが、効果が出るまでに時間がかかることもありますので、なるべく早めに漢方薬も併用して頂けたら・・・と思います。
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更新日: 2011/04/04 |