子宮内膜症(強度の便秘で痔あり)の命門堂 漢方薬局の考え方
《主訴》 強度の便秘症で痔で出血傾向で手術の経験があり。
◎生理痛(腰痛>下腹部痛) 生理不順で生理が早く、経前痛があり。
《愁訴》冷え性で眼精疲労
(望)で顔色黯黒で歯茎が瘀斑で紫暗で色素沈着
(舌)でも左瘀斑胖大で歯痕苔厚白
〈腹)心下痞で脾積で中脘塞痛で少腹按而痛
(脈)右軽取滑軟 沈取細弦渋 左軽取細微弦渋 沈取細渋 足の跗陽脈 渋
子宮内膜症 (頑固便秘と痔) の 命門堂 漢方薬局の考え方
弁証 歯茎が紫黒で瘀血が久しく左右の脈が按じて渋脈であり、右渋で脾絡痿塞しているため、へその上が堅積しており、脾は胃のために津液をめぐらせることができず便秘となり、腸絡は瘀阻して下注では痔となり、脾胃の支配する肌層の絡脈も瘀阻して潤養できず、顔色は黯黒で乾燥している。左渋は肝虚血弱で軽取で弦で絡瘀気滞があり、痛経を生じているが、脈細で血虚に衝脈枯渋して、生理が早くなり生理前痛を生じやすくなっている。右軽取軟で舌形胖大で脾絡は痩せてはいるが、周囲は寒飲がありそうで営衛循環の気機不利で四肢の巡りを悪くして冷えの自覚を強くしている。
瘀血久しく 左右渋脈が出てきている場合、長期に益気化瘀兼養血を続けていく必要があり。便秘は腸絡潤養兼化瘀を意識して、粘膜層を育てる意識でゆっくり脾積をほぐす。養血の甘薬は脾積で寒飲があるので、輕重を意識して対応する。
子宮内膜症
命門堂漢方薬局 神戸店 (兵庫県神戸市東灘区)
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更新日: 2016/04/01 |