• お問い合せ
  • サイトマップ
  • 個人情報保護
  • 交通アクセス
  • 漢方薬 漢方薬局 薬店のことなら きぐすり.com
  • ホームへ
  • 店舗紹介
  • 相談方法
  • よくあるご質問

[ カテゴリー » Topics ]

皮膚や内臓、筋肉などには「感覚受容体」あるいは「感覚神経終末」があり、そこで受けた刺激は感覚神経から脊髄を経由して脳(大脳の感覚野)に届きます。
例えば指先をケガすると、皮膚の痛覚受容体が障害(キズ)刺激を感知し、腕の感覚神経を通り、脊髄を上行し、大脳の感覚野に到達します。

この伝達経路のどこかが圧迫や損傷されると、損傷部位よりも末端側に「痛みや痺れ」が起こることがあります。
これらを末梢神経傷害と言います。

末梢神経障害には『神経痛』や『ニューロパチー(神経炎)』があり、その原因もいろいろあります。
例えば『神経痛』の原因は帯状疱疹のようにウイルス性のものや、坐骨神経痛のように椎間板ヘルニアによる神経の圧迫によるものなど様々です。
また『ニューロパチー』の原因も外傷性の他に糖尿病や薬物によるものもあります。

いずれにしても適切な治療が必用ですが、現代医学に限らず東洋医学(漢方や鍼灸)が有効な場合も多く見られます。

治り難い「痛み」や「痺れ」に、漢方薬や鍼灸治療を試してはいかがですか。

運動失調とは「身体の動きが思うようにならないこと」を言いますが、原因としては「神経性」と「非神経性」に分かれます。
まず「神経性」で最もよく見られる疾患は『脳卒中』によるものです。
人間の身体の1つ1つの細かい動きは関節ごとに付いている筋肉によって行われています。
全ての筋肉には1本づつ「運動神経」が繋がっていて。脊髄(背骨の中)を通って反対側の大脳半球に届いています。
例えば右の大脳半球から出た神経は左の運動を主るのです。
『脳卒中』で片麻痺(身体のどちらか半分が動かなくなる)が起こるのはそのためです。

脳神経は大変壊れやすく、ほんの数分酸素が行かなくなると駄目になってしまいます。
最近は脳神経自体を保護して、できるだけ脳神経の損傷を少なくする治療法も開発されていますので、「ろれつが回らない」「顔の片側の表情が無くなる」「同側の上・下肢の動きがおかしい」などの症状がありましたら、早急に脳神経科を受診して下さい。

漢方や鍼灸で『脳卒中』を治すことは難しいですが、日々の体調を整え予防に繋げることは可能です。
ご相談ください。

春になると色々な不定愁訴(お悩み)で来店される方がいます。
「貧血なんですが」というお客さんでも色々な症状があるようです。
例えば
①立ち上がるときクラクラする。
②元気が出ない、朝起きられない。
③顔色や爪の色が悪い。

さて、①は「脳貧血」あるいは「起立性低血圧」という症状で、医学的な貧血(赤血球や血色素の量が少ない)とは異なり、いわゆる「自律神経失調症」に含まれます。漢方的に言うと「気」と「血」の病です。
②は「低血圧」という症状で、漢方的に言うと「虚証」と考えます。
③はおそらく「貧血」ですが、他の臓器の疾患が隠れている可能性もあります。漢方的には「血虚」と考えます。

逆に「血」の鬱滞または過剰によって「生理痛が酷く、精神的なイライラが起こる」ことがあります。
これは「瘀血」と言われ、様々な疾患の原因になります。

西洋医学的な病名は、必ずしも漢方薬の適応を正しく表現してはいないのです。

相談される場合、個々に感じている「症状」を出来るだけ自分の言葉で伝えて下さい。
病院で聞いた病名は参考に過ぎないのです。

ゆっくりお話を聞いて「漢方的な病態把握」を行い、貴方に合った「薬方=治療法」を提案させていただきます。

3月から4月中旬にかけては全国的に「花粉症」の季節です。

一般的に「花粉症」はスギやヒノキ、ブタクサなどの花粉を抗原としたⅠ型(即時型)アレルギーによって引き起こされる疾患です。
①くしゃみ②鼻水③鼻づまりを3大症状とし、その他に目の周り、顔面の痒み、口腔や喉の異常を呈する場合もあります。

この時期、上記の症状を訴える人を全て「花粉症」と考えがちですが、詳しく調べてみると花粉やハウスダストなどのアレルゲン(抗原)による”アレルギー性鼻炎”と、特定のアレルゲンが検出できない”非アレルギー性鼻炎”は、およそ半々であったそうです。
つまり、この時期「私も花粉症、あなたも花粉症」と騒いではいるものの、約半数は花粉が原因では無いということです。

非アレルギー性鼻炎は基礎的疾患にアデノイド、蓄膿症、鼻中隔湾曲などがあるか、或いはこれらの基礎的疾患が無くとも長年にわたって刺激性の物質に晒され続けた結果、鼻腔内が慢性の炎症状態になっているところに、風邪ひき、温度変化、ホコリなどの刺激が加わり「鼻炎症状」を引き起こしたものです。

これはまさに東洋医学でいう所の六淫(外因)七情(内因)による病変と考えられます。
例えば外からの「冷え」によって手足が冷たくなると末梢の血流が少なくなり「表虚」という状態になります。
また仕事などの疲れやストレスは内臓の働きを衰えさせ「気虚」となり、精神状態の悪化は「気鬱」を引き起こします。
結果として身体の内側も「冷え」てしまうことになるのです。

現代医学の治療は「くしゃみ」「鼻水」には非常に有効ですが、「鼻づまり」にはあまり効果がありません。
漢方にはよい薬が沢山あります。

体質改善を基本にした治療法を行うことが大切です。

これから暖かくなると”虫刺され”のお客さんが来られます。
虫に刺されると、赤くなり(発赤)腫れて(腫脹)痒くなり、もっと強い毒虫に刺されると痛くなり(疼痛)ます。
このような「発赤」「腫脹」「疼痛」をもたらす現象を『炎症』と言います。

様々な原因によって引き起こされる皮膚の『炎症』が”皮膚炎”です。
”皮膚炎”には感染性皮膚炎、接触性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、自己免疫性皮膚炎などがありますが、一番つらい症状は「皮膚の痒み」でしょう。現代医学では皮膚の痒みはヒスタミンを介したアレルギー反応とされていて、飲み薬や塗り薬の「抗ヒスタミン薬(最近は広く”抗アレルギー剤”に分類されています)」が使われています。
最近は眠気も少なく1日1回でよい薬もありますが、作用機序としてはどれも似たり寄ったりで、年齢と体重によって調節しているに過ぎません。

東洋医学では現代医学には無い視点(医学理論)で症状を捉えます。
例えば患部は赤いか黒いか、熱を持っているか、腫れているか、むくんでいるか、汗をかきやすい体質か、喉は乾くか、便秘をするか、等など多分病院ではあまり聞かれた事の無い訴えを逆に重要視するのです。

なかなか治らない慢性の皮膚疾患は漢方薬局でご相談してはいかがでしょう。


Copyright© ヤマシタ薬局・鍼灸治療室 All Rights Reserved.