食中毒と言えば夏というイメージがありますが、実は10月が一番多いのです。
秋の季節は、行楽や運動会、祭りといった野外での調理や食事の機会が多いことや、紅葉に行って誤って毒性のキノコを採取して食べるなどで、食中毒が発生しやすくなります。
もし食中毒になった場合、漢方では
腹痛がひどく嘔吐を伴うものには黄連湯
下痢・腹痛には黄芩湯
嘔吐・下痢には半夏瀉心湯
下痢・高熱・痙攣には葛根黄連黄芩湯
というように症状によって処方が違ってきます。
もしものために常備しておくことも大事ですが、調理の加熱時間や衛生管理の徹底をするなど食中毒の予防を心がけましょう。