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健康トピックス

当店の最新情報をご案内します。

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長全堂薬局 (山口県萩市)

70歳代の女性。最初に長全堂薬局にお越しになられたのは平成21年の春のことでした。動悸がして辛いとのこと。しばらくは動悸に対応する漢方薬を服用して頂いていましたが、なかなかすっきりと動悸を止めることができず悩んでいました。何度か漢方相談するうちに判明したのはお姑さんの介護に疲れてしまっていたこと。すなわち心身ともに疲れ果ててしまったのが原因で動悸がが止まらなくなったのでした。最終的には牛黄配合製剤を服用することで動悸は治まり、そのうちお姑さんを見送ることになり動悸はしなくなりました。
 その後介護疲れもあり膝の痛みに悩まされるようになったので、桂枝加朮附湯や疎経活血湯、独活寄生丸などを服用してもらいましたが、すっきりと良くならず困っていました。そこで今一度考え直し、「介護疲れ(数年にわたる)に起因する腎陽不足」が主たる原因と判断し、それに対応する漢方薬に変更したところ2週間で痛みが軽減しました。更に驚いたのはご本人の口から『頭がスッキリして気持が大変良い!』と晴れやかな表情でお話しされたのです。3年前からお付き合いのある方ですが、こんな晴れやかな表情でお話しされてのは初めてでした。お話しを承る私もとても気持ちが良くなったのは言うまでもありません。漢方相談を生業としている者にとって一番の”心のご馳走”です。

漢方専門を標榜して薬局を運営する毎日。こんな薬局でも事務さぎょうにはパソコンは欠かせません。
先日開業以来の患者さんのデータを保存してあるソフトがPC本体の不調が原因で壊れてしまい、読み書きできなくなりました。
ここからが本題なのですが、私のつたない技術ではそのデータを回復することが困難であることが判明し、以来大変落ち込んでしまいました。なにせ9年半のデータが使用不能になったのですから。DMのはがきを発送することも年賀状を出すことも出来なくなった訳ですから。
一日中そのことが頭から離れず気にかかって仕方がありません。更にPCの不調は早くから気が付いていたのですが、横着して手を打たずにいたことが悔やまれてしかたありません。更に更にそのデータのバックアップを取っておかなかったことも悔やまれて悔やまれて・・・。

こんな状態が一か月も続くと確実に病気になってしまいます。気分が抑鬱状態になり、食欲が落ち、寝られなくなり、何をするにも身体がしんどくて動作がゆっくりになり・・・・。

一番の解決方法はとにかくデータの復旧、或いは1からデータを構築すること。PCの不調を解決すること。
そして気分転換すること。
そのもっとも手っ取り早い方法は汗をかくことです。
汗をかくと身体の中でぎくしゃく動い(抑鬱状態)ていた”気”が上手く巡るようになります。
こんな時に使用するのが発表剤(発汗剤)と疏肝作用を物処方、この二つを配合量を考えて服用するとよいのです。
勿論私は服用済みです。

たった2週間で

長全堂薬局 (山口県萩市)

70代の女性、1年半前から季節折々の不調に漢方薬を服用いただいていました。今年の春からは体調も良く長全堂薬局に足が遠のいていましたが、夏の暑さに負けてしまい夏バテから体調を崩し9月になると食事がのどを通らなくなり微熱が続き憔悴して来店。元々はスポーツが好きで好きな球技の試合には自分で車を運転し、今日は山口、明日は徳山と飛び回るほどお元気だったのですが、すっかり自信を失ってしまい、気持も下向きになり弱り切ってしまったとのこと。

お話しを聞いていると呼吸器をはじめ身体全体が”陰虚”となっている様子です。そこで”養陰作用”のある麦門冬を含む処方と”疏肝作用”に優れている処方をご用意し2週間服用していただきました。

2週間と少し経ったころ閉店間際に「今試合(山陽側の街)の帰り、間に合って良かった!」と来店、漢方薬をこのまま服用するのか、今の体調に合わせて漢方薬を変更するのか自分では判らないとのこと。お話しを聞くと2週間前が嘘のように思えるほど回復し、以前のように試合にも参加できるほどだそうです。

ここまで回復したのならしばらく漢方薬を休薬し様子をみましょうとお話ししてご帰宅いただきました。お帰りになる時の嬉しそうな表情が印象的でした。

Hba1c

長全堂薬局 (山口県萩市)

ここのところ長全堂薬局で漢方薬を服用された糖尿病の方のHba1cの値が劇的に低下した例が続いています。
漢方で糖尿病は瘀血のひとつの病態ととらえ、活血化瘀作用を持つ処方を中心に服用します。厄介なのは活血化瘀作用を持つ処方単独では効果の発現を期待できず、Hba1cの値を下げるには活血化瘀作用を補佐するにはどんな作用を持った処方を組み合わせるか、ここが腕の見せ所です。その方の体にフィットした組合せが見つかると一か月ほどで高かったHba1cの値(常に7.5~7.8%だった)が正常値(5.9%)に下がった例もあり、私の方が驚きました。これが血糖だけではなくコレステロールや中性脂肪にも有効な方法です。

夏みかん

長全堂薬局 (山口県萩市)

当地萩では夏ミカンの花が咲き誇っています。
朝窓を開けると”ふっ”と夏みかんの花の匂いが香ってきます。街の中をあるいていてもどこからともなく夏みかんの花の匂いがただよってきます。
初夏の匂い、ミカン科特有の爽やかな香りです。萩に住んでいて良かったなぁ、と思う瞬間でもあります。
この香りのよい夏みかんですが、生薬でもあるんです。使用する部位は果実、未熟なまだ青い果実を乾燥させて用います。生薬名は「枳実:キジツ」といいます。
四逆散や大柴胡湯、排膿散、芎帰調血飲、温胆湯など多くのた処方に配合されています。西洋医学的に効能をみると
1消化促進作用
2鎮咳・去痰作用
3胸腹部緊張緩和作用
ということになりますが、漢方では枳実を”行気薬”といいます。何らかの原因によって動きの悪くなった”気”の働きを調え全身で順調にめぐるようにします。
”気”が停滞すると筋肉においては「痛み・しびれ」、四肢の末端では「冷え」、婦人科系では「生理痛、生理不順」、精神的な部分では「抑鬱状態」、消化器系では「腹部膨満感、腹痛、下痢」といった症状を引き起こしますが、枳実の配合された処方はこれらを改善します。
香りが良い生薬には多かれ少なかれ”気”のめぐりに作用するものが多いです。わが長全堂薬局でもたまに枳実をより細かくしなければならないことがあるのですが、枳実の入った粉砕機の蓋を開けた途端、調剤室に枳実の清々しい香りが充満し「さ、もっと張切って仕事をしよう!!」という気分になるものです。