50歳代 女性
お子さんが自立できずに悩み続けている。お子さんが受診拒否だから解決の手段がない。
本人は医療職で懸命に働いて家庭を支えているが、家にいないことをお子さんに責められる。10年単位で苦しんでいて、遂に食べれない、胃が痛い、頭が痛い、眠れない、朝起きられないで漢方薬を求めてやって来られた。
本当はお子さんの漢方薬を作ってお世話したいが、それも拒否。しかたないからお母さんが元気になって、いつまでもお世話できるようにと願いを込めて煎じ薬を作りお世話することにした。1年以上服用していただいているが今日漢方薬を取りに来た時には「この薬あっているような気がする」と言っていた。それはそうだろう、来るたびに僕の前で泣いていたのに、今は笑顔で薬を取りに来て、用事がすんだらさっと帰って行く。