• お問い合せ
  • サイトマップ
  • 個人情報保護
  • 交通アクセス
  • 漢方薬 漢方薬局 薬店のことなら きぐすり.com
  • ホームへ
  • 店舗紹介
  • 相談方法
  • 相談方法

平成16年9月、13歳で亡くなった猿渡瞳(福岡県大牟田市の田隈中学2年)さんの
「命をみつめて」という作文でした。小学6年の時に骨肉種が見つかり既に肺にも転移、
医師から『余命半年』を宣告され、母・直美さんは、身を切るような思いで11歳の瞳さんに告知されたそうです。
その時、瞳さんは大粒の涙を流しながら、『教えてくれてありがとう。でももっと早く言って欲しかった。その分早く(病気と)闘う事ができたもの』と悔しがり、『でも、大好きなお母さんがガンじゃなくて、私がガンで本当によかった。』と。『絶対に治る』ことを信じ、生きるため希望に向かって、1年9ヶ月ガンと正面から向き合ったそうです。
同じ病棟で15名の仲間が亡くなっていくという厳しい現実を見ながら
生き続けるということがどんなに困難で、偉大なことかを感じたそうです。
彼女が示した言葉はすごいと思います。
生きているだけでもすごいことだとおっしゃっています。
だから命を粗末にはしないでほしい。自分の命も他人の命も。

みなさん、みなさんは本当の幸せって何だと思いますか。
実は、幸せが私たちの一番身近にある事を病気になったおかげで
知ることができました。
それは、地位でも、名誉でも、お金でもなく「今、生きている」という事なんです。
   ・
   ・
   ・
みなさん、私達人間はいつどうなるかなんて誰にも分からないんです。
だからこそ、一日一日がとても大切なんです。
病気になったおかげで生きていく上で一番大切な事を知る事が出来ました。
今では心から病気に感謝しています。
私は自分の使命を果たす為、亡くなったみんなの分まで精一杯生きていきます。
みなさんも、今生きている事に感謝して悔いのない人生を送って下さい。

昨日の詩は作者不明でおそらくアメリカの南北戦争時の
兵士の詩ではないかと言われているそうです。
そんな状況とは露知らず今の自分たちへの呼びかけの詩ではないか。
そのひとつにリハビリテーション研究所での信条として掲げられたのでしょう。
足りないことだらけ、なぜ私だけがこんな体験をしなければと現状に不満を
抱くケースが多いですがじつはこの現状のなかで命が継続しているという尊さに
感謝することから始めてみるのも良いかも知れないと私自身に読み聞かせました。

ニューヨーク大学医療センター・リハビリテーション研究所の「信条」

1.大きなことを成し遂げるために、力を与えてほしいと神に求めたのに、
  慎み深く従順であるようにと、弱さを授かった。

2.より偉大なことができるようにと、健康を求めたのに、
  人生を間違わないようにと、病弱を与えられた。

3.幸せになろうとして、富を求めたのに、賢明であるようにと、貧困を授かった。

4.世の人々の称賛を得ようとして、成功を求めたのに、
  神様の存在に自分が気付けるようにと、弱さを授かった。

5.人生を楽しもうと、たくさんのものを求めたのに、 あらゆることを楽しめる命を、
  自分はすでに授かっていたことに気付いた。

昨日はアニメの竹取物語が放送されていました。
高畑勲さんの追悼だったと思いますが、時を同じく
一世を風靡された著名な方々のご逝去が相次いだこともあり
かぐや姫の心の葛藤と最後の翁,媼との別れ
エンディングで流れてくる「いのちの記憶」という歌がとても印象的でした。

今のすべては過去のすべて
必ず会える懐かしい場所で
今のすべては未来の希望
必ず会えるいのちの記憶で

意味や理屈は抜きにしてジーンと深く浸みいる歌詞でした。
私もどこかで記憶しているような、そんな感じです。

熊本の震災のとき、主婦の方が今まで何とも思わなかった日常というのが
こんなに有り難いものなんだと涙ながらに語られたことも思い出しました。

良い思いだけでなく色々な葛藤、理不尽なこともあるこの現象界ですが
それでも貴重な「今」の積み重ねを皆体験中なんでしょうね。
「今」を粗末にしないように生きたいです。


Copyright© KOUJIDOU PHARMACY. All Rights Reserved.