舌の上に汚れがたまり、そこに歯周病菌が住みつくと、かなり強い「口臭」を発します。
「口臭」の原因として、内臓のトラブルや蓄膿(ちくのう)症などいくつかありますが、
それとは違うのが歯周病の「口臭」です。「口臭」があるかどうか。
朝起きた時に臭うのは、生理的口臭といって当たり前なのですが、
歯周病があると、それが独特の臭いになる。
歯周病の病原菌が出す硫黄臭さ、卵の腐ったような臭いが感じられたら、
何かあると考えてください。
口の中が「ねばつく」というのも、膿(うみ)など炎症の老廃物が唾液に混じることで
そんな感じになります。「ねばつく」とはどんな感じなのでしょう?
どこかねっとりして嫌な味がする、
またはうがいをすると血が混じっているような感じです。
特に膿やプラークが唾液の中に混じると、その感じが強く出ます。
歯茎がムズがゆい。これも炎症の兆候で、腫れて痛くなる前の前兆と言えます。
また、歯茎が赤く腫れて、血が自然に出るようだと、かなり進行した状態です。
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更新日: 2018/03/12 |
自分が歯周病かどうか、簡単なセルフチェック5項目があります。
1.歯磨きをすると血が出る 2.歯茎が赤くはれている 3.口臭がある 4.朝起きた時、口の中がねばつく 5.歯茎がムズがゆい というものです。あくまで初期段階でのサインだと考えてください。 |
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更新日: 2018/03/10 |
認知症は歯の本数と関係があり、歯周病が直接影響するというわけではありません。
しかしながら歯を失いやすい点で重要です。 ほとんどの歯を失ったにもかかわらず入れ歯をしていない人は、 歯が20本以上ある人より、1.9倍も認知症の割合が高いとされているのです。 歯をほとんど失った後、認知症の発症割合がどうなるかを調べた研究があります。 差し歯や入れ歯などの義歯を入れない人は、発症割合が高く、 逆に義歯を入れた人は、20本以上歯が残っている人とも遜色ありません。 「歯がなくなったから私はもうダメだ」と思わず、ピッタリ合った入れ歯を入れておけば、 認知症の発症率も抑えられる点には注目してほしいと思います。 歯を失う原因の約4割が歯周病、虫歯が3割ぐらいと言われています。 歯周病や虫歯で歯を失い、その後入れ歯などを入れずにいると、認知症になる確率も高くなってしまうのです。 |
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更新日: 2018/03/09 |
歯周病の場所には菌が増え、炎症物質も蓄積し、それらが全身に散らばります。
例えば血管にたどり着くと動脈硬化を引き起こし、心臓なら狭心症や心筋梗塞、 脳なら脳梗塞につながります。 また炎症物質が全身に散らばることで、早産や低体重児出産など、出産の時期や 子宮の収縮時期を早めてしまうこと。 あるいは糖尿病との関わりも指摘されています。 大事なことは、治療をせずに歯周病が持続することが危険だという点です。 菌を野放しにしていると、常に菌が体中を巡るようになり、非常に危険です。 |
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更新日: 2018/03/08 |
虫歯菌と歯周病菌は、そもそもどう違うのでしょうか?
ミュータンス菌と呼ばれる虫歯菌は、赤ちゃんの頃にお母さんからうつります。 ところが歯周病菌は産道感染といって、生まれる時に もらってしまう可能性が高いです。虫歯菌がうつることの予防は可能ですが、 歯周病菌を完全になくすのは難しいと思います。 |
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更新日: 2018/03/07 |