備えあれば憂いなし
先週末の京都。最高気温が37℃を突破したらしいですね。
うすうす予想はしていましたが、梅雨明け早々に
ここまで上昇するとは誰が考えていたか・・・。
熱帯夜も珍しくない現象となっています。
ますます私たちの体への負担度は増えるばかりです。
「昼間暑く、夜半涼し」というのが長年の、私が子供の頃の夏のリズムでした。
自然界のこのリズムに合ったかたちで人体のリズムも刻まれます。
つまりは日中は陽気が満ちて活動しやすく、
夕刻や夜半は陰気が満ちて癒しやすくなる。
そうして、こころやからだの陽と陰のバランス、
自律神経のバランスが保たれていました。
ですが、ここ数年しばしば問題となる熱帯夜では、
陰気がなかなか満たされずに、慢性的な陰気不足に陥る日々が多くなる。
私たちのからだも陰をうまく滋養しにくくなる。
いつも養われる時間帯にうまく養われなくなる。
加えて、現代の不規則な生活習慣も災いするわけです。
そうして陰陽のバランスが陰気不足へと傾くことで、
ざまざまな自覚症状が現れやすくなります。
今年はたしかに熱中症になるリスクは総じて高まっています。
ですがその一方で人の努め、日々の生活習慣(養生)で
そのリスクを下げられることもたしかです。
また、最近の大気に不足しがちな陰気は
生活の質、食の質を変えることで対応していくほかありませんが、
そうして補ったものを無駄にしない為にも、不摂生は慎むべきでしょう。
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更新日: 2014/07/28 |