刺激を受けない状態よりも、
刺激に負けない状態にからだをもっていく
方が、やはり健康で、理に適っています。
からだは良くも悪くも正直なもので、
どんな刺激であれ、晒されないと怠けて弱っていきます。
かぜをひくということも、考え方によっては免疫にとって良い刺激といえますから。
かぜを引いたことがない人よりも、
かぜを引いた経験がある人の方が免疫には力があるともいわれています。
一方で、ある刺激を継続して受けていると、からだはその事に慣れていき、
末には刺激を刺激として受けつけなくという側面もあります。
ちなみに、刺激の中でも痛みだけは別。
痛みは生命に直結するものなので、
決して慣れるものではないといわれています。
実際のところ、わたしたちのからだに備わった
さまざまなリズムやバランスはその刺激によって調整されています。
例えば、暑くなると冷たいものが、寒くなると逆に温かいものが感覚的に欲しくなる。
これもその一端です。
そして、刺激を受けることと、
その刺激に対してどういう反応をするかはまた別の問題です。
気温が5℃上がると、途端に冷たいものを口にしたくなる人もいれば、
まだ温かいものを口にしていたい人もいるでしょう。
以上をまとめると、刺激に対する反応は
(刺激の大きさ)×(刺激に対する感覚)×(刺激に対する反応)
のごとく、積算されるわけです。
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更新日: 2014/09/09 |