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症状の裏に消耗あり。
前回に引き続き、鬱について。
前回はからだに備わる「壁」の存在についてお話しました。

人間のからだは皮膚や粘膜といった「壁」に覆われています。
この点では、一つの器として捉える事ができます。
そして、そんなからだに備わる複数の臓器も
また別の壁(内臓壁)に覆われている・・・。
さらに、その内臓壁を構成する一つ一つの細胞が
さらに別の壁(細胞壁)に覆われている・・・。

現代医学ではしばしば人の健康が細胞レベルで議論され、
細胞を賦活する(元気にする)ことで、
病魔を退け、健康を増進するという考えに及んだりします。
ミクロな医学とか呼んだりするらしいですね。

けれども、「細胞レベルの健康」は
やはり一部の健康、ときとして狭い範囲での健康(例えばからだの諸機能)を
支えるに止まるのではないでしょうか?
とどのつまり、「一理は万理を兼ねない」という話です。

少々解りにくい話かもしれませんので、一つ例え話を致しましょう。

この地球には、わたしたち人間をはじめとして、他にも大小様々な動植物がいます。
そういうもので「生態系」が作られ、
植物は草食動物に摂取され、草食動物は肉食動物や人間に摂取され、
その死骸や老廃物は土に還され、植物に摂取されるというループが営まれている。

そういう点では、土の中に存在する小さな小さな生物が
大きな生態系を支えると考えられます。
ですが現実には、土の中の生物は、土の中の環境に関与するに過ぎません。
もっとも簡単なところでは、土の中の生物がどれだけ頑張っても、
植物にとって必要な雨や水をもたらす事はありません。
それは生態系の外の理、大気の働きによるものですから。


このような考え方は、わたしたちのからだや健康、さらに病状なども通じる考えです。
細胞レベルではどうにもならないこともあり、
内蔵の諸機能ではどうにもならないこともある。
人の心や心情などは、ときとしてそういうものではないでしょうか?

ここで断っておきますが、私自身は
細胞レベルで健康というものを捉えたり考えたりすることを
悪いとか誤りだといっているわけではありません。
ですがミクロな視点だけではなくて、時にはマクロな視点からも
病状や健康を考えていく必要があると考えているわけです。

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