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症状の裏に消耗あり。引き続き鬱症について。
だいぶ流れがそれていますので、きょうは本来の「鬱症」に立ち戻った話を。

・気持ちが落ち込み元気が出ない
・何事にもやる気が起きなくなる
・悲観的になりやすい

実際の鬱症は、そのような心の症状を伴う場合が多いのが特徴。
ですが一方で、明瞭な経緯(ストレス、心傷など)を通じて
鬱症に陥る場合もあれば、そうでない場合もあります。
このような場合、前者は個人の中ではっきりした喪失感があるのに対して、
後者ではそれが不鮮明だったりする。
つまり、「何故そういう心の状態に陥ったのか」
この点を自分なりに(あるいは他人から指摘されて)理解できている場合(症状)と、
その原因や経緯がよく解らない場合の二つがあり、

この二つが合わさった中間のような症状もやはり考えられます。

実際の漢方相談では、トラブルとなる症状に目を向けると共に、
こういう点を重んじたりする。
すなわち、明確な経緯を伴う「鬱」というのは、凡そ「変化」によってもたらされる。
「変化」だから、基本的にはっきりしている。そして著しい。
だから訴える症状もはっきりしていて、こちらも理解しやすかったりする。

逆に経緯が不明瞭な「鬱」というのは、凡そ「消耗」によってもたらされる。
「消耗」だから、基本的にゆっくり「している。同時に鈍い。
だから訴える症状もぼんやりしている。

そして前者は「変化」がポイントになるから、
別の変化を効かせるというのも一つの対処法になります。
「ストレスを発散する」の「発散」という治療や養生は、
時にそういう目的をもって行われたりする。
逆に「消耗」がポイントとなる場合、
「発散する」のはさらに消耗を加速するだけなので、必ずしも有効ではありません。
そういう場合は文字通り「補う」という治療が主体になる。(つづく)

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