日を追うごとに大気の朝冷え、夜冷えが目立ちます。
こういうときは、からだをいち早く温める工夫をしたり、
それに類するからだの働きを高めてあげることが大切です。
朝冷えと夜冷え。
起床時に体験する朝冷えでは、からだの活動がどん底の状態にあります。
よく耳にする、スロースターターな状態。
これから脱するには、からだの活動を促して、いち早く発熱させることが重要です。
起床後に軽くからだを動かすことや、朝食を摂ることもからだの活動を促します。
対して夜冷え。
日中が温かいほど、夜半の冷えをはっきりと感じるものです。
日中の温かさと夜の冷たさ。
このギャップによって起こるのが夜冷えです。
これから脱するには、保温に努めて
からだの温かさを逃がさないようにする。
即ち、温め直すこと以上に、
日中に獲得した温かさをどのように長持ちさせるかがポイントになります。
このように考えると、例えば風呂一つとっても、
朝風呂と夜風呂では、用途が違うというか、
区別されて然るべきというのがよくおわかりいただけるかと。
すなわち、朝風呂はちょっと熱めで、からだの活動・発熱を促して。
夜風呂はぬるめで、温かさを定着させるというか。
そして、朝冷えと夜冷えを抱えたからだでは、
やはりそれに用いる生薬、漢方薬も違います。
簡単に言えば、からだの中心を温めるか、からだの表面を温めるか。
またそれに関与して、血の巡りを良くしておくことも重要になります。
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更新日: 2015/10/15 |