精を出すには大蒜(にんにく)を。
滋養強壮に有効な成分として硫化アミノ酸を含む大蒜ですが、
その働きを一言で表現するなら、「動かす」という事に尽きます。
ある時は、血液を動かして(巡らせて)、疲労回復に貢献する。
またある時は、筋肉を動かして(ほぐして)、凝りや痛みを治める。
またある時は、内臓を動かして(働きを活発にして)、食欲を増やして、便通を整える。
ただし、これも良く言われることですが、
大蒜は効果が良い反面、それを摂取する人を選びます。
普段から旺盛な人は、強気に摂っていても問題ないでしょう。
対して、比較的虚弱な人、お腹が弱い人などは、
滋養教強壮のはずが、かえってからだの負担になる場合もあり、注意が必要です。
「動かす」と例えた大蒜の働きは、
精を出すという事を10段階で評価したときに、
0にあるのを10にするというものではなく、
5とか6とかにあるものを、10へと高めていくというものです。
ちなみにそれが、疲れたという状態に当たります。
虚弱な人ほど、精を出すのがとても苦手な状態にあります。
それは、「出せるんだけど、出が悪くなっている」ということではなくて、
「出せないから、控えざるを得ない」という状態にあります。
そのようなときに精を引き出そうとしても、なかなかうまくいかないのは道理(生理)。
そういうときはいきなり精を出すのではなく、
まずはしっかり精をつけることから始めましょう。
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更新日: 2015/11/11 |