• お問い合せ
  • サイトマップ
  • 個人情報保護
  • 交通アクセス
  • 漢方薬 漢方薬局 薬店のことなら きぐすり.com
  • ホームへ
  • 店舗紹介
  • 相談方法
  • よくあるご質問

自然界では、秋は終息に向かう時期です。

それは冬に向かって寒くなるからでもありますし、
夏の終わりから陽気が衰え、陰気が強くなる
陽消陰長へと移り変わるからでもあります。

自然界では終息に向かうときですから
秋から何かを始めるというのはあまりお勧めしません。
むしろ今までやってきた事に 粛々(しゅくしゅく)と 取り組むときです。
食欲の秋、と言いつつもあくまで粛々と。食べ過ぎは避けましょう。
運動の秋、と言いつつもやはり粛々と。
そのようにして食欲や睡眠欲も、粛々と満たしていく。

秋のクマが粛々と冬ごもりの準備をするように、
秋を暮らす人も昔は、冬備えの準備を粛々と行っていました。
今の時代はそれが必要なくなりましたが、
秋が夏の疲れを粛々と解消して、
冬に備えるべきであるのは、いつの時代も変わりません。

002515


秋は肺に重きをおく季節ですが、それは裏を返せば
からだの中で粛々さ を発揮するのは、肺の働きによるという訳です。
漢方の世界では、肺を「相傅(そうふ)の官」と呼んだりします。
相傅とは、君主を助け政治を行う宰相のことで、
君主の後ろに控え、淡々と職務をこなす人物です。
まさしく粛々のイメージ。
肺の働きを整えることで、身体の粛々さもまた高まっていく。
肌荒れや便秘、咳や喘息などは、この粛々さが失われた反動です。

ちなみに、規則正しい生活は、最も基本的な「粛々さ」ではないかと思います。
当たり前の事だけに、それを当たり前に行う、つまりは粛々と行うことが、
今の世にあって実はなかなか難しいのではないでしょうか?


Copyright© kanpo-kakinoki All Rights Reserved.