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例年よりも早い時期から、
インフルエンザが流行期に入りました。
一般的な感冒と異なり、感染症は
予防の占めるウエイトが大きくなります。
極端な言い方をすれば、
元気な人でもかかってしまうのが感染症の恐いところです。
これには、適切な予防を日々心掛けるのが一番です。

前回からの続きですが、
冬は温かいものを口にしたり、からだを積極的に温めることが多くなります。
それは、身の回りが寒くなる=自然界で陽気が少なくなることへの対処です。
身の回りが寒くなることは、大気から陽気が失せるということですが、
そうして不足した分だけ、からだが陽気を欲しがる、
即ち寒いときには温かいものが欲しくなるという訳です。

また前回にお話したように、私たちにとって陽気は、からだを温めたり、
からだに備わる諸機能を高めるための大切な原動力です。
ですから基本的には、一年を通じてその働きを高めておく 必要があります。
その上で、夏の暑さはプラスに働きやすく、
冬の寒さはマイナスに働きやすいという傾向があります。
ただし・・・、あくまでそういう傾向にあるというだけです。
絶対のものではありません。

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実際には、例えば陽気を高めるために、
あえて 寒さに身を晒す という事も行われます。
年始に見かける寒中水泳などはその極み。
即ち、「犬は喜び、庭駆け回り・・・」です。

冬の寒さとは、いわば自然界に満ちた陰気ですから、
この行いは、自然界の陰気に身をさらして、
からだの陽気を呼び起こす=発熱を促すということ。
ただし寒さに慣れていない人や、さまざまな理由で陽虚気味の人が
いきなりこれを行うのは危険です。
かえって陽気を傷つけてしまう事もあります。
そういうときには、まずは温めることから始めましょう。
即ち、「猫はコタツで丸くなる・・・」です。
温かくして、温かくして、温かくして・・・、ときどき試しに寒さに身を晒す。
そういう風にして 緩急をつける ことで、
ここぞいうときの陽気はフットワークが軽くなります。

ちなみに、冬の寒さに身を晒して発熱を促すのと正反対にあるのが、
夏の暑さに身を晒して発汗を促すことですが、
からだの陽気はその両方に深く関わっています。
陽気の働きが不十分だと、発熱も発汗もなかなかうまく行きません。


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