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ここ関西もそこそこ寒いですが、
昨日の関東は、実に54年ぶりの11月中の降雪に見舞われました。
夕食どきに、情報番組を見ていると、
街中で取材を受けていたOL風の女性が
「11月に突然雪が降るなんて。ブーツも何もまだ準備できてないのに・・・」
とコメントしてました。
ブーツは慌てて買えますが、健康とか抵抗力はそうはいきません。
急がば回れ。早めは早めの、加えて日々の地道な備えが肝心です。

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漢方には冬病夏治(とうびょうかじ)という考えがあります。
冬に起こりやすい病気は一番に、その寒さと深い関わりがあります。
漢方では、寒くなるとは即ち 陽気が少なくなる こと。
自然界から陽気が少なくなると、
そこに過ごす私たちのからだは、陽気を損ないやすくなる。
私たちにとって陽気は、からだを温めたり、
からだに備わる諸機能を高めるための大切な原動力です。
ちなみに、何かと陽気が不足しがちな冬に対して、夏は陽気が豊富ですから、
冬病夏治とは、「冬に起こりやすい病気の治療・養生は、
陽気が充実する夏にこそ重きをおくべし」という教えです。

陽気の充実度を確認する方法はいろいろありますが、
もっとも身近なものは、体温 です。
大人では陽気が充実すると体温は36.5℃に近づきます。
あるいはかぜを引いたときに、
しっかりと熱が上がるか否かでも判断することができます。

冬は温かいものを口にしたり、からだを積極的に温めることが多くなります。
それは基本的に、身の回りが寒くなる=自然界で陽気が少なくなることへの対処。
言ってしまえば、寒くなると温かいものが欲しくなる訳です。
ですが、それでからだ自身の陽気が高まっていくかといえば・・・。
ずばり、高まる人もいれば、そうはならない人もいる。
後者は漢方では 陽虚 と呼ばれます。
陽虚の人は、温めることにも工夫が必要です。(続く)


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