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からだが寒いと感じるときは、
寒さでからだの 陽気が引っ込んだ状態 です。
ですから外から刺激を与えて、陽気を引っ張り出す のが基本的な対処法です。
漢方では、かぜの漢方薬で有名な葛根湯がこれに当たります。
そもそも冬かぜとは、即ち傷寒(寒さに傷つけられた)という状態ですから。
また、陽気が引っ込んだ状態は、朝起きて間もないからだの状態にも似ています。
ですから朝に起きて、心身をしゃきっとさせたいときにも、葛根湯は重宝します。
別にかぜではなくても、「陽気の出が悪いなぁ・・・」
と感じたときに服用してみるのも一つです。

ちなみに、陽気は引っ張り出しすぎると、
多くは汗としてからだの外に排出されてしまいます。
ですから、冬のように陽気の働きが不足しやすい時期に、
積極的に汗をかくのはお勧めしません。汗をかく手前がベストです。

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そんな寒さに対して、からだが冷えを感じるときは、
何事もないのに、からだの陽気が引っ込んだ状態です。
・・・むしろ 勝手に引っ込んでいる状態 に近い。
ですから外から刺激を与えても、なかなか引っ張り出せません。
その最大の理由が、陽気が小さい=陽虚だからです。

少ないもの、か弱いものは密集している方が都合が良い。
自然界の群れって基本的にそうだと思います。
その中からむやみに引っ張り出したり、広がろうすれば、
かえって散り散りになり、各個に駆逐されてしまう。
集合している方が都合が良い。
そういうときは外から刺激を与えずに、まずは群れを集める(=大きくしていく)。
すなわち、陽気そのものを大きくしていく
漢方では陽気を養うことから補陽と呼んだりします。
陽気が大きくなれば、それが機能することによるインパクトもまた大きくなります。

同じかぜでも陽虚の方には、
乾姜・細辛など、からだの内部を温める生薬が入った
小青竜湯や苓甘姜味辛夏仁湯、
あるいは附子が入った麻黄附子細辛湯などが適しています。


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