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空気が乾燥してくると、体の潤いが気になるところですが。
一口に潤いといっても、髪の毛の潤いから皮膚の潤い、
目の潤い、口腔の潤い、喉の潤いと、人の体にはさまざまな潤いがあり、
それは二つに大別することができます。
一つは体に封じ込められる潤い。言いかえると、栄養物として振舞う潤い。
もう一つは体から外に出て行く潤い。言いかえると、分泌物として振舞う潤い。
そして万事の二極は、漢方における陰陽に通じます。
即ち、からだの潤いにも陰と陽があるという事です。
栄養物として振舞う、封じ込められた潤いは陰の存在=陰の潤い、
分泌物として振舞う、外に出て行く潤いは陽の存在=陽の潤いといえます。

ちなみに、体全体の構成要素の中では、
血・水が与える栄養や潤い自体は陰の存在です。
ただし陰の尺度には幅が存在して、陽寄りの陰もあり、陰寄りの陰もあるという訳です。
例えば、一口に男女といっても、男っぽい男もいれば、女っぽい男もいるでしょう。
その逆に女っぽい女もいれば、男っぽい女もいる。
これは物事を数値せず、相対的に捉える東洋世界の何とも不思議な考え方です。

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果たして陽消陰長の秋、乾燥とともに失われていく潤いは、陽の存在に当たります。
それこそ陽消によってもたらされるものでしょうから。
陽の潤いは、同じく陽の存在である気と関連深い。
さしずめ、気が通わない所に潤いを引っ張ってくるのは難しいといった所でしょうか。
ちなみに。陽の存在である気にも、陽寄りのものと陰寄りのものが存在します。
分泌に関して言えば、分泌を促す気と過剰な分泌を抑え気が相互に働いています。
もっとも、陰陽の区別なく気を整えることで、正常な分泌を促す方が現実的であり、
秋の潤いに関する養生のポイントも、そこにあります。


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