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顔にポツポツが繰り返しできる。
大人になってもニキビ癖が治らない。
生理前になると、ニキビに悩まされる。

青年期や思春期のニキビ。いわゆる思春期ニキビ。
その多くは心身の変化(及び、それに伴うホルモンバランスの変化)を反映しています。
このタイプのニキビは、成長と共にホルモンバランスが安定すると、
自然に治まりやすくなる、いわば一過性の症状です。
その為、西洋治療も漢方治療も、日々のスキンケアによって皮膚の状態を整えつつ、
ニキビの発生をコントロールする事に重点を置きます。

それに対して、青年期以降も繰り返すニキビや、月経異常を伴って出現するニキビ。
或いは顔の特定の部位にできるニキビや、一度に複数の発疹を伴うニキビ。
これらの大人ニキビは、内臓機能の乱れ(内分泌の失調、老廃物の蓄積)を反映しています。
このタイプのニキビは、体の内側の不調・不浄を強く反映して、
症状の性質や発生部位、発生時期を通じて、その姿を大きく変化させます。
その為、このタイプのニキビに対処する際は、その発生をコントロールすると共に、
それぞれのニキビ特性に応じた治療を行う事が必要になります。

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漢方では、ニキビに代表される炎症・化膿性トラブルは、
皮膚を主る(体表・呼吸器系)や、肌肉を主る脾(消化器系・排泄系)の障害と捉えます。
それに対して、繰り返し発生する大人ニキビは、
肺を取り巻く他の臓器(肝・脾・腎)の障害を反映すると考えます。
なお、陰陽の観点からすれば、心・肺は陽性に、肝・脾・腎は陰性に属しますが、
陰性の偏盛・偏衰が陽性に現れるのは、陰陽相対(相待)の観点からすれば自然な事です。

繰り返すニキビに服んでおきたい漢方薬とは即ち
①肝②脾③腎の乱れを改善して、ニキビの発生を抑制する漢方薬を指します。
①には、ストレスに伴う皮膚緊張を緩和する四逆散や黄連解毒湯、
高温期の皮膚紅潮・のぼせを鎮める加味逍遥散や桂枝茯苓丸、
②には、老廃物の排出を促す防風通聖散や通導散、
皮膚に及ぶ胃腸障害を改善する大柴胡湯や小柴胡湯、
③には、疲労による内分泌系の失調を是正する四物湯や六味丸に、一服の価値があります。

なお、これらの漢方薬は、ニキビそのものを改善することよりも
ニキビ体質の改善、その発生を抑制・防止したり、ニキビが現れる皮膚環境
(更にはそれを支える内臓環境)を整えることに重点を置きます。


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