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日の出と共に、人の体には陽気が満ちていきますが、
その最高潮は真昼の、太陽が高く昇った(南中した)時に訪れます。
太陽は朝に東から昇り、昼には南中して、
夕刻に西へ没していき、夜半には(地平線の下で)北中する。
人の体もそれに連動して、陽気を出没させます。
けれど、日の出前や日没後に、たちまち陽気が消失する訳ではありません。
陽気がもっとも小さくなる(限りなくゼロに近づく)のは真夜中の、
太陽が最も没した(北中した)タイミングです。

そのように、陽気の出没をコントロールするのは、
体自身の活動・運動、そして陽気と対をなす陰気の存在です。
人の体は、筋肉や内臓を積極的に動かすと、陽気が高まっていきますが、
その後に高まった陽気を自然に消沈させていくのが、陰気の役割です。
陰気は、心身の休息・リラックスにも関わる存在でもあり
「陽が極まれば陰となる」と言われる通り、
陽気の充実を受けて(反映して)、本領を発揮します。
逆に言うと、陽気の働きが不十分だと、陰気も疎かになってしまう訳です。

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このようにして考えると、一日の真ん中、そして終わりに服んでおきたい漢方薬とは即ち、
それぞれ①陽気を充実させる(利かす)漢方薬、②陰気を満たす漢方薬を意味します。
①には例えば、陽気の欠乏・枯渇を防ぐ六君子湯や補中益気湯、
陽気の欠損・漏出を補助する桂枝加黄耆湯や生脈散、陽気の停滞を防ぐ半夏厚朴湯や四逆散、
②には例えば、陽気の消沈を助ける酸棗仁湯や抑肝散、柴胡桂枝湯、
陰気が満ちるのを助ける温胆湯や桂枝加竜骨牡蛎湯、杞菊地黄丸
陰気の欠損を補う帰脾湯や当帰養血精などに、一服の価値があります。


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