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気持ちが定まらない。訳もなく情緒が不安定になる。生理に伴って憂うつになる。

特別な原因や理由が無いのにも関わらず、気持ちが不安定になる。
そういう病状は、俗に気分症と呼ばれます。

気分症は他のストレス障害(神経症)と異なり、それを招く原因
(ストレスや精神的障害)が存在しないことが大きな特徴です。
その影響のせいか、気分症を抱えた人は「何となく・・・」とか
「無性に・・・」と訴えるケースがよくあります。
また実際は、「気分症を抱える」ということに対してストレスを感じますが、
そのストレスを発散しても気分症自体は残るので、同じ状態を繰り返します。

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漢方では、人の体には五気(肝気・心気・脾気。・肺気・腎き)が通じると考えますが、
気分症は特に、心気や脾気の鈍さを反映します。
(対して、ストレス障害や更年期障害は、肝気や肺気の滞りを反映します。)

また五行では、心は火(=炎上の性質)を、脾は土(=土肥の性質)を象徴する部分ですが、
これらを脅かす存在として、水(=痰飲)があります。
水をかけると、火の勢いは弱まります。水を含み過ぎた土は、泥になって流れます。
わかりやすく言うと、気分症を抱える人は
心(火)や脾(土)の働きを脅かすほどに、湿り気を帯びた状態にある訳です。
(逆に抗って、心(火)が盛んになる場合もあります)

ちなみにこの「水」は、口から摂る水分や
おしっことして出す水分、からだの浮腫とはまったく別の存在です。
あくまで水が持つ「火の勢いを鎮めて、土を泥に変える」という性質を「水」と呼ぶ訳です。

気持ちが不安定な時に服んでおきたい漢方薬とは即ち、
痰飲や痰濁を伴う気の巡りを解消する漢方薬を意味します。
それには例えば、半夏厚朴湯や柴胡加竜骨牡蛎湯、抑肝散陳皮半夏、
あるいは苓桂朮甘湯や甘麦大棗湯に一服の価値があります。


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